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うんうんっ!だけがでるよっ! 8KB 4投稿 匂い立つお話 マジでうんしー駄目な人は引き返した方が吉 耐性が無い人は確実に気持ち悪くなります。あっても厳しい戦いになると予想 それと一部のネタごめんなさい。先に謝っておきます ↓それでもいいか。の僧侶は歩を進めよう 「れいむのあにゃるでしこってもいいよっ!」 プリケツをこちらに向けて、小さな穴をこれ見よがしに突きつけているれいむ 「うんうんしゃんいっぴゃいでちゃよっ!ちゅっきりーっ!」 カーペットの上でうんうんをして、素晴らしい開放感に身を振るわせる赤れいむ はい。毎度おなじみ不法侵入ですね? ワンパターンはゆっくり出来ないよ 「れぇいむのあにゃるきりぇいにちてにぇっ!」 「ゆっ!おちびちゃんのおしりをきれいにしてねっ!にんげんさん!」 お前が綺麗にしろよっ! 「はやくちてにぇっ!りぇいむおきょるよっ!」 ぷりーんぷりーんと左右に下半身(なのか?)を振る赤れいむ。隣で早くしろと親れいむが怒鳴る 新しく引いたカーペットには、黒いほかほかの子山が二つ 俺は親れいむを掴かんで、空高く浮かせる 「ゆーっ!おそらをとんでるみたいっ!」 わさわさと髪を動かして嬉しさをアピールする親れいむ 「とってもゆっぐぢぃ!?ぶぼぉおっ!?」 腕を振り上げて、床に黒く盛られているうんうんの上に叩きつけた 顔面にうんうんの中心部が直撃したれいむ 「いだいよっ!なんでごどずるのっ!?」 顔をあげたれいむは真っ黒だった。デロリと柔らかい餡が頬を伝って下へと流れ出す 俺はその姿に引いた。幾らなんでもグロすぎる 「いんやぁーっ!?みゃみゃうんうんくちゃいよーーっ!?」 「ゆぼぁーーっ!?うんうんくさくてゆっぐりできないーーーーっ!?」 それを見て俺は思った 何処までがうんうんの境界線なのだろうか?と 「ゆー!ゆっくりできるよっ!」 「きりぇいにちてにぇっ!」 俺はれいむ達を綺麗にする為、適当にシャンプーをした 「ゆっくりできるねっ!」 「おいちいねっ!」 風呂上りに餌を食わせる。それも大量に これだけ美味しい物を食べたのは久しぶりなのだろう。次から次へと、腹に詰め込んでいくれいむ達。 「ゆゆっ!うんうんがしたくなってきたよっ!?」 「ゆゆっ!れぇいむもでりゅよっ!」 食べ物に含まれる毒素を排出するという説も有る 古い餡を出すという話も有る 美味しいものをより多く食べたいから出す。という説も耳にした 色々説はあるが、環境によって適応した結果なのだろう どれも間違いでは無いと思う ……で、こいつらは三番目のタイプだな 尻を上げながら、横目でチラチラと餌皿を見ている。なんて嫌な目線なんだ 「ゆん。れいむのうんうんさんみたいのっ?とんだへんたいさんだねっ!なんならたべてもいいよっ!」 れいむを持ち上げて目線を合わせたら、とんだ勘違い発言が飛び出したよ コイツはアホですな 「ゆー!もりもりーっ!すっきりーっ!」 空中で、アクロバティクにうんうんをひねり出す親れいむ 今まで感じたことが無い開放感にご満悦のご様子 落下していく黒い塊 その着弾地点には最愛の赤れいむが居た 「ゆーっ!きゃわいいりぇいむがうんうんちゅるよーっ!ちっきぶぼぉおっ!?」 汚い声を漏らして、爆弾に押し潰された赤れいむ 赤ゆの小さな腹に着弾してしまったのが原因だろう。予定量を遥かに上回るうんうんが飛び出していた 「あーーーっ!?れいむのかわいいあかちゃんがーーーーっ!?」 手の中で暴れる親れいむ このまま落として、可愛い赤ちゃんを圧死させるのも面白そうだが、ここは優しく床へと下ろす 「どぼじでごんなごどにっ!?あかちゃんしっかりしてーーっ!」 口では赤ゆを思う母っぷり その実態は、うんうんまみれの赤れいむに近づけなくて、その周囲を様子見で回る母の姿 お前が赤ちゃんに捧げた愛はその程度か 「……ゆっ…ゆじっ?……あぁーーー……。」 虚ろな目の赤れいむからしーしーが漏れ出す 水分で溶解して混ざり合ったうんうんが、赤れいむの周りに緩やかに広がり始める 赤れいむが動く気配が無い。気絶してしまったのか? 「だずげでぐだざいっ!?どっでぼゆっぐぢじでいる、でいぶのあがぢゃんだずげでぐだざいっ!」 赤れいむは虫の息 俺は、指先で赤れいむのリボンを摘み、地獄から引きずり出してやった 「あじがどうございばずっ!おちびちゃんよかったねっ!」 れいむに見えない様に体の影へと隠して、赤れいむの口にうんうんを詰め、喉の奥に無理矢理押し込める オレンジジュース? こんな奴らには勿体無い。排出物で十分だ 「……ゆ?…あみゃあみゃ…しゃん……。」 「おぢびぢゃあぁあーーーんっ!?よがっだよーーーっ!」 栄養を口にした赤ゆが意識を取り戻す 親れいむは感無量。そして、すぐさま返せと喚きだした それを俺は手で制す 「まて、これでは栄養が足りなくて死んでしまう。最高の薬が必要だ。」 「そうなのっ!?」 「これにはれいむの力が必要になる。協力してくれるな?」 「ゆゆっ!おちびちゃんのためならなんでもするよっ!」 れいむは赤ちゃんを救う為に同意した それを見たお兄さんは頷いて、れいむを再度空中に持ち上げる さぁ。治療の始まりだ 「さぁ。ちゅーぱちゅーぱ!しようねっ。赤チビっ!」 「いやぁーーーっ!ゆっくりできなーーーーいっ!?」 「ゆーーっ!くちゃいよーーーーーっ!?」 れいむは、羞恥に耐えられずに身を捩り、世話しなく俺の手の中で暴れている それもその筈。れいむのあにゃるは、最愛のおチビちゃんの頭上に晒されているのだ 少しずつ漏れ出したうんうんが、下に居る赤れいむの口へと向かっていく 赤れいむは逃げる体力が無いらしい 目から涙を流し、やめて欲しいと訴えている 「 やめてねっ!にんげんさんはへんたいさんなのっ!?ゆっくりできな……いやぁーーーっ!? ぽんぽんさんがしまるよっ!?やめてーっ!もれちゃぁーーーーーーうっ!」 うんうんを我慢し続けるれいむ だが、俺は腹の横を掴んでいる指先に力を少しずつ込めて、じっくりと内部を圧迫していく れいむのあにゃるは崩壊寸前だ 「ゆあぁーーーーーーーっ!?じゃめぇーーっ!れぇいむしょんにゃにちゃべれにゃいよっ!?」 恐ろしい塊が赤れいむの頭上に出現 まさに核弾級 先程食らった爆弾を遥かに超越していた 「あぁーーーっ!うんうんざんずっぎりーーーっ!」 「ゆっ!?ぼぶぢっ!?」 大口を開けて叫んでいたので、赤れいむの口一杯に大量の塊が飛び込んだ 収まらなかったうんうんが周りに溢れ、赤れいむの姿を覆い隠していく 視界が黒く塗りつぶされて、ゆっくり出来ない匂いに全身を包まれた感覚 最悪な環境で赤れいむは絶望を味わっている時、圧し掛かる重さに耐え切れず口内が裂ける そこから漏れ出した体の中身が、ゆっくりと周囲のうんうんと同化していく もう、赤れいむは助からない 「あがちゃんゆっぐぢじでいっでねーーーっ!?」 親れいむの尻の下で、広がっていく黒い餡子 その中心に、苦痛に満ちた赤れいむの顔がある 中身は致死量を越える量が漏れてしまった。皮の一部が黒く汚れ、餡子海の表面に浮かぶ 「ゆぁあーーーっ!?どぼじでごんなごどにーーっ!!」 悲しみに涙を流すれいむ それでも、うんうん塗れの赤ゆからは、一定の距離を意識的に開けている 同情する気も失せるわ 「がえじでねっ!かわいいおちびぢゃんがえじでーーっ!?」 れいむの腹を足で踏む 「ゆゆっ?やめてね!ゆっくりできないよっ!」 そのまま腹を圧迫していく。れいむも何をされるのか理解したらしい ピコピコを振り回して抵抗するが、少しばかり遅すぎたようだ 「うんうんさんがでちゃうよっ!あしをゆっくりどけてねっ!」 恐怖にしーしーが漏れ出した あにゃるが強制的に開き始め、したくもないうんうんが顔を出す つい先程大量にしたばかりなのだ。このままではゆっくり出来なくなる 「やべでっ!?おでがいじばずっ!ゆぁあーーーーーーっ!?」 言葉では止まらない 足に力が込められて、中身があにゃるへと集中する そして、れいむの括約筋?は崩壊した 下半身の餡子が無い れいむは死の恐怖で震えた。ゆっくりとお迎えが来てるのが解る 「にんげんさん……れいむをたすけてねっ……!」 何かを食べて中身を補充しなければならない 「ほらよっ。」 「ゆっ?ぶぶっ!うんうんざんはだべられないでじょっ!?」 お兄さんはリボンを摘んで、れいむをうんうんの山に投げ入れる 鼻が曲がりそうなほど臭かった。でも足が動かないから逃げる事も出来ない 「食わなければ死んじゃうんだろ?」 その言葉を耳にしたれいむは、苦渋の決断をする 「……むーしゃむーしゃ……ふしあわぜーーっ!ゆぼぇえっ!?」 食べては吐き、食べては吐く れいむは苦しみながらうんうんを飲み下す おチビちゃんの分まで、ゆっくり生きることが何より大事。れいむは、口に黒い塊を運び続ける 「さようなら。れいむ。」 「!?」 俺はれいむの後頭部に足を振り下ろす れいむは赤れいむ同様、口一杯にうんうんを詰め込んだまま潰れた 最後の言葉も発せず、れいむのゆん生は、黒い餡子の中で幕を閉じる 頬から出れば餡子 あにゃるから排出された物は全てうんうん もう出ないはずのうんうんを、無理矢理搾り出したれいむの中身 それを苦痛のまま食べたれいむを見てそう思った どちらも同じ物のはず。それが過程が違うだけで、こうも拒否反応を示すとは…… ゆっくり達は面白いな そんな事を思いながら、足元に視界を移し溜息を漏らす 「とりあえず……。クリーニングだな。」 結局得た情報は大した物では無かった それに、隔離して虐待行為をしなかった失態が、嫌でも目に飛び込んでくる 所々黒く染まったカーペット 高い代償を払ったお兄さんは、もう一度、深い溜息を漏したのであった おわるか あとがき 誰も書かないSSをあえて書く。それが俺! オチが弱い。と言うか適当すぎる 境界線とか書いて煽った結果がこれだよ!そう、これは罠だったのさっ! 正直うんうんが書きたかっただけなのです 本当に最後まで読んで下さってありがとうございました トップページに戻る このSSへの感想 ※他人が不快になる発言はゆっくりできないよ!よく考えて投稿してね! 感想 すべてのコメントを見る うんうんって記憶が排出されてんのと同じだよね -- 2021-03-26 12 47 01 れいむのあにゃるでしこってもいいよっ!←(笑) -- 2017-03-15 00 33 02 死ね -- 2017-02-08 16 56 18 興奮した -- 2015-12-15 01 13 20 !んもむねやはだまたつりみひぬひにすしちみせみぬねにひくきさしひみてちひにきた -- 2013-09-16 09 23 08 ひど〜いwww -- 2013-08-09 18 22 41 ゆっくりにうんうんを食べさせるのが大好きなんだ、もっと長くうんうんだけを与え続ける虐待をしてほしかった -- 2013-01-17 14 41 04 面白かったー、ピキィの後のスッキリーが素晴らしいw -- 2011-11-02 23 04 20 でいぶではないが、親れいむひどいwww主に頭の出来がひどい。自分のうんうんに潰された子供を助けにいかないし。 赤れいむの一度ならず二度までも親のうんうんにプレスされたり知らずのうちにうんうん食わされてるのも最高。「ちっきぶぼぉおっ!」とか「ゆじっ……あぁーーーー…」とかのセリフもQNQNした。 -- 2011-03-10 13 45 21 すーぱーうんうんたいむ、はじまるよ -- 2011-01-04 21 14 03 どうせ餡子だしね。うんうんは汚くないよ。 可愛いれいむとおちびちゃんだねぇ・・・楽しかったぁ 楽しい愉快なゆっくりを書くのが上手いなぁ -- 2010-08-28 22 31 15
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串焼き 焼き鳥もも 150円 ねぎま 160円 手羽 200円 皮 150円 つくね 180円 ナンコツ 150円 ハツ 150円 砂肝 150円 カシラ 180円 串焼き豚バラ 200円 トマ豚 230円 ささみ梅 180円 ささみわさび 180円 ピーマン 150円 ミニトマト 180円 しいたけ 280円 ししとう 150円 ねぎ 150円 タコ串 500円 カキ串 450円 エビ串 300円 ホタテ串 600円 盛り合わせ、お任せなどもできます。お気軽にお申し付けください。
https://w.atwiki.jp/yukkuri_gyakutai/pages/4817.html
※俺設定注意 「ゆっくりしようね、れいむ!!!」 「ゆっくりしようね、まりさ!!!」 今、僕の家の中で嬉しそうに頬を摺り寄せるのは2匹のゆっくり。 れいむとまりさだ。 彼女たちは、「お菓子をあげる」という僕の誘いに乗ってここまでやって来た。 基本的に僕はゆっくりが好きだ。 人間の生首をデフォルメしたような容姿、なんとも言いがたい微妙な表情。それらが僕の関心を惹いて離さない。 一般的には愛でお兄さんと言われる部類の人間ではないだろうか。 でも、そんな僕が最近気にかかっている事がある。 ゆっくり全体、その繁栄の基盤を揺るがすような重大な事だ。 恐らくだが、このまま誰もが放っておいたらゆっくりは遠からず未来で絶滅してしまうだろう。 それは嫌だ。「僕の好きなゆっくり」には、この先もずっと生き残って欲しい。 だから僕はこの二匹を家へと呼んだ。 この部屋はこれと言った家具が無い。もし彼女たちが暴れても、何一つこちらも、あちらも損害を被る事は無い。 それに今からやる事は彼女たちにとっても良い事のはずだ。最初は悲しみこそすれど、後に僕に感謝するようになるだろう。 少なくともその事だけは確信している。 さぁれいむ、まりさ。 今から僕が、君たちの決定的な矛盾点を取り除いてあげよう。そうすれば君たちは生物としてより強くなれるはずだ。 そうすれば絶滅なんかしない。ずっと僕の好きなゆっくりで居られ続ける。 始めようじゃないか。 あかちゃんはとってもゆっくりできるんだよ! 「ゆ~ゆゆ~ゆ~♪」 「ゆっゆ~♪」 ふにふにと、頬を摺り合いながられいむとまりさは間抜けな歌声を晒している。 この二匹は、今現在「とてもゆっくりしている」状態にあった。 事の起こりは数十分ほど前。 いつもの様に日向ぼっこをしていた二匹の前に、男が現れてこう言ったのだ。 「美味しいお菓子をあげるから、うちに来ないかい?」と。 深く物事を考え(られ)ないゆっくり二匹。二秒と考えずに、男の誘いを快諾した。 彼に連れて来られたのは、ゆっくりの常識に当てはめるなら途轍もなく広いおうちだった。 そこの一室に通される二匹。勿論そこも、ゆっくりからして見れば異様なほど大きいおうちだ。 そしてそこに降って湧いた沢山のお菓子と男の「ここをれいむ達のお家にしていいよ」という言葉。 労せずしてれいむとまりさは誰もが羨むおうちを手に入れたという訳だ。 菓子を平らげ、そのままそこでゆっくりしだす二匹。 ゆーゆー歌を歌ったり、昼寝をしていたりするがゆっくりは基本娯楽に乏しい生活を送っている。 しかもつい先程巨大な住処を手に入れた二匹の取る行動と言えば、最終的にはたった一つ。 「ゆほおおおおお!!!れっ、れいむううううぅぅぅぅ!!!」 「まりさあああああああぁぁぁ!!!ゆうううぅぅぅん!!!」 交尾だ。 食・住が満たされれば即交尾に繋がる。他にやることが無いから。これは田舎の人間とかにも当てはまることだ。 今かなり(人間に対して)失礼な説明をしたが、とにかくこの二匹は生殖を選択した。 「ゆううううぅぅぅぅ・・・・・・すっきりー!!」 「んほおおおおおおおおお!すっきりー!!」 ほぼ同時に達する二匹。それに伴い、母親役のれいむからにょきにょきと生えてくる茎。 年中発情期のゆっくりは、交尾すればすぐさま子供が生まれる。 一部では例外があるものの、このれいむ達はその中には含まれなかったようだ。 異常ともいえるスピードで成長する茎。 まるで実が成るが如く、赤ん坊のゆっくりが茎の先に実っていく。 中々にこの全世界の生物にとって反常識的・冒涜的・嘲笑的な産まれ方だと言えよう。 「ゆううぅぅぅ~!!!あかちゃんがうまれるよおおおぉぉ~!!!」 「ゆっ!!」 「ゆっくち!!」 「ゆんっ!!」 「まりさのあかちゃん、とってもゆっくりしてるよぉ~!!!」 茎の先に実ってから生まれ落ちるまでたったの五分。 そのサイズに比べて余りにも早いスピードで赤ゆっくり達は生を受けた。 感動の涙を流す親ゆっくり。 命の尊厳を感じさせるには少々軽すぎる雰囲気だ。 「ああ、おめでとう。可愛い赤ちゃんだね」 「「ゆゆっ!!」」 赤ん坊に囲まれ、幸せの絶頂にいる二匹に声がかけられる。 この部屋をれいむ達に与えた男。れいむ達にとっては、優しいお兄さんだ。 「ゆっ!!おにいさんがれいむたちにりっぱなおうちをくれたから、かわいいあかちゃんがうめたよ!!」 「ありがとう、おにいさん!!あかちゃんたち、こっちにでてきてね!!」 「「「ゆぅ~?」」」 赤ゆっくり達を呼び寄せるまりさ。 男に赤ちゃん達を見せて、ゆっくりして貰おうというのだ。 可愛らしい赤ん坊達を、前に並ばせる。 「あかちゃんたち、かわいいでしょ!!ゆっくりしていってね!!!」 「おにいさんにはとくべつに、かわいいかわいいあかちゃんみせてあげるね!!!」 「「「ゆっ!!きゃわいくてごめんしゃい!!!」」」 こんなに赤ちゃんは可愛いんだから、きっとお兄さんもゆっくりできる。 そんな考えの下、れいむとまりさは誇らしげに胸を張った。 各々の赤ゆっくりも、それぞれ最も自分が可愛く見えるポーズをとっている。 「ああ、可愛いね。とってもゆっくり出来るよ」 笑顔を浮かべながら赤ゆっくりの前にしゃがみ込む男。 その笑顔を見て、お兄さんがゆっくりしていると思って嬉しくなるゆっくり一同。 とてもゆっくり出来る笑顔を浮かべたまま、男は右手を赤ゆっくり達の方に差し出して――― ―――そして、そのまま押し潰してしまった。 れいむとまりさの、動きが止まる。 にっこりと笑顔を貼り付けたまま、石膏の象のように動かなくなる。 二匹の視線は、億劫そうに手を振り、餡子をはらうお兄さんへ。 「「・・・・・・な゛に゛じでる゛の゛お゛お゛お゛ぉ゛ぉ゛ぉ゛!!!?」」 クワッと眼を見開き、ぶるぶると震えながら叫ぶ二匹。 今しがたのお兄さんの行動が理解出来ない。いや、そんなことよりも。 赤ちゃんが。とってもゆっくりした赤ちゃんが。赤ちゃんが死んでしまった。 「・・・え?何って赤ゆを潰したんだけど?」 さも当然、蚊が居たから叩き潰しました、とでも言うように答えるお兄さん。 何の感慨も無い。後悔の欠片すら見受けられない。 二匹はついさっきまで信頼に値していた筈の人間に対して、疑問をぶつける。 「どぼじであがぢゃんをごろじぢゃっだのおおおぉぉぉ!!!」 「あがぢゃんはどっでもゆっぐりでぎるのにいいいぃぃぃ!!!」 涙を流し、身を振りかぶりながら悲しみをアピールする二匹。 どうしてこんなに可愛い赤ちゃんを。赤ちゃん達ももっとゆっくりしたかった筈なのに。 悲しみに胸(無いけど)が引き裂かれそうだ。何故、何故こんなことを。 「ああ、それそれ。それだよ、それ」 そんな二匹の態度こそ、彼が懸念しているものだった。 ピタリと動きを止める二匹。一体何の事だろう。もしかして、なにかお兄さんがゆっくりできない事だったのかも――― ―――いや、そんな事はもうどうでもいい。どうしてこんな事したの。今はただ、赤ちゃんのために謝って欲しい――― 二匹の願いをよそに、彼は素気無く言い放つ。 「君達さぁ、野生動物でしょ?もうちょっとそれらしく生きたら?」 「君達ゆっくりは弱い。そりゃもう弱い。人に負け、犬に負け、鼠に負け、下手したら蟻にも負ける。 いや別にそれが悪いって事は無いよ。君達は『そういう風に』出来てると考えたら何もおかしい事は無い。 とてつもなく弱くて、ちょっとしたことですぐに死ぬ。だから沢山子を産まなきゃならない」 れいむとまりさは呆然としている。 お兄さんは、一体何を言っている?理解できない。いや、したくない。 「で、君達は所謂多産多死の生物なわけじゃないか。それは、問題ないんだ。 でもさぁ、そこからがおかしいんだよ。多産多死型の生物ってのは、基本的に親の助けを借りずに成長するんだよ。 マンボウとかさ、三億個も卵産むらしいけど親は一切面倒を見ないわけ。そんで自生して、成長するんだ。 他にも身近な所だと蟷螂とか、鮭とか・・・哺乳類は多分鼠辺りが該当するんじゃないかな?まぁ君達は哺乳類じゃないからどうでもいいけど」 まんぼうさん、かまきりさん、さけさん。ねずみさん。 それがどうした?それがれいむ達と、何の関係がある・・・・・・? 「いいかい、君達は、沢山産んで、沢山死ぬ。 なんで他の動物を見習わないんだい?子供なんかいくらでも産めるだろう? 一昔前は『あかちゃんしんじゃったから、またたくさんつくろうね!!!』とか言ってたじゃないか。 それが今では、人間並みに母性だの、愛情だの、そんな所だけ発達して・・・誰かが言ってたけど、それ、歪んでるとしか言いようが無いよ」 知らない。知らない。知らない。 昔なんて知らない。昔のゆっくりがそんな事を言ってたとしても、れいむ達には何の関係も無い。 歪んでる・・・誰がそんな事を決めた?れいむ達が、赤ちゃんを愛することがそんなに悪いのか? 「ぶっちゃけさ、君達にとって赤ちゃんなんてデコイ兼餌扱いくらいでいいと思うんだよ。 普段は産み捨てて、手元に置くなら外敵に対して囮にするか非常食として食べる。それくらいでいい。 レイパー・・・だっけ?そっちの方がまだ自然だとすら思うね、僕は」 赤ちゃんをそんな風に扱うなんて信じられない。 このお兄さんは、赤ちゃんの事を一体何だと思っているのか。 それに、レイパーだと。あんなゆっくりできないレイパーが・・・自然? 「このままだと、遠からぬ未来に君達は絶滅しちゃうと思うんだ、僕は。 そんなの嫌だ。僕はゆっくりが大好きでね。君たちの居ないこの世の中なんて、想像出来ない。 昔のようになれば、きっと君達は生き延びられる。だから僕は身近な所から手を打つことにしたんだ。 安心して、れいむ、まりさ。僕が君たちを、きっと立派に世界に『適応』させてみせる。矯正だよ」 そう言って、彼はにこりと微笑んだ。 れいむとまりさは何も言えない。言う気にすらならない。端的に言えば、絶望していた。 これから何が待ち受けているのかが凡その所、理解してしまった。『野生動物』に相応しい振る舞いをする矯正・・・それがどういうものなのか。 彼の指導の下、『矯正』日々が今、始まる。 大体は二匹の予想の通りだった。 毎日毎日子供を強制的に産まされ、そして色々なシチュエーションの下、殺していく。 ただ産み捨てる場合、雨の日の場合、寒い日の場合、虫や獣、人間に襲われた場合―――。 赤ちゃんたちの悲鳴が、れいむの心を壊していく。赤ちゃんたちの助けを呼ぶ声が、まりさの精神を磨り減らしていく。 徐々に、徐々に二匹の価値観は壊され、そして新しい価値観を刷り込まれていった。 そして、現在。 「おかーしゃん・・・・・・どうちて・・・・・・」 「ふん、うるさいよ!!!れいむはすっきりー♪できればいいんだよ!!!あかちゃんはひとりでかってにいきてね!!!」 「あんまりやかましくするなら、まりささまがたべちゃうのぜ!!!おまえらちびどもは、とってもおいしいのぜ!!!」 一匹で力無く震える赤ゆに、容赦ない罵倒を浴びせる親ゆ二匹。 言うまでもなく、かつてのれいむとまりさだ。 その表情は醜く歪み、赤子を赤子とも思っていないと言わんばかり。 赤ゆ・・・赤れいむは、多数の姉妹と一緒に産み捨てられた(お兄さんの家の庭に)。 親に会いたい一心でなんとかお兄さんの家に姉妹達と一緒に潜り込んだが、そこで待っていたのが親であるはずの二匹からのこの待遇。 既に半分以上の赤ゆ達は叩き出され、残りは食われた。今両親の前に立つのは、この赤れいむただ一匹のみ。 「おかーしゃん・・・おとーしゃん・・・すりすりしてね・・・」 「んほおおおおおおお!!!まりっざあああああああああ!!!」 「れいぶうううううう!!!れいぶのもぢはだはあいがわらずざいごうなんだぜええええええ!!!!」 泣きかける我が子を全く意に介さず、ネチョネチョと粘液を飛ばしながら交尾に耽る二匹。 今となっては二匹にとってこれが当然の事となっていた。 赤ちゃんは産み捨てる。運がよければ勝手に育つ。だから自分たちはひたすら子を作る。 産んだ後の事などは関知する必要などないのだ。だから目の前のガキもどうでもいい。 「すっきりー!!!・・・・・・ふぅ、おなかすいたね」 「それならあかちゃんをたべればいいのぜ!!ぶちっ!!むーしゃむーしゃ!!」 「お、おとーしゃんなにやっちぇるのおおぉぉぉ!!!?」 れいむの頭に生えた妹達を引き千切り、咀嚼する両親に対して赤れいむは恐怖さえ覚えた。 こんなに赤ちゃん作っているんだから、たまにはこうやって茎の状態からでも食べてもいい。自然界ではよくある事。 もはや二匹の価値観は完全に通常とは逸脱していた。いや、これこそが正しい姿なのか。 「まりさ、いまのあかちゃんたちだけじゃすくないよ!!!このあかちゃんもたべようよ!!!」 「ゆっ!!!いいかんがえなのぜ、れいむ!!!」 「ゆっ・・・ゆあああぁぁぁ!!!おとーしゃんおかーしゃんやべちぇええぇぇl!!!」 言うや否や赤れいむに襲い掛かるれいむとまりさ。 抵抗も出来ずに、噛まれ、潰され、絶命する赤れいむ。 二匹は幸せ。だってこんなに美味しい餌が食べられたんだから。たとえそれが、我が子の餡子だったとしても。 「んほおおおおおおおおおう!!!まりざあああああああああ!!!!」 「れいぶっれいぶうううううううううううううう!!!ゆっほおおおおおおおおおおお!!!」 一息つく間もなく、またネチョネチョと交尾を始める二匹。 惨殺した子供のことなど頭の片隅にも留めてはいない。 だってそれが自然なのだから。お兄さんが言ってた、本来のゆっくりなのだから。 最早理性と呼べるものがあるのかどうかも疑わしい饅頭二匹。 部屋の隅に佇んでいた彼はそんな二匹をじっと見つめている。 そして、ポツリと一言、こう呟いた。 「・・・うーん。これってゲスゆっくりだよなぁ。いかん、矯正しなきゃ」 おわり ――――― 書き溜めです。 要約するとゆっくりにリアリティを持たせたらゲスゆっくりになりました、とこんな感じ。 お兄さんはゲスも嫌いなら不自然すぎるゆっくりも嫌いな頭の可哀想な人です。 ゆっくりが絶滅だって。ゆぷぷ。ゆっくりは勝手に生えてくるのにね!!げらげら!!! このSSに感想をつける
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んほす乙 -- 2009-01-15 16 29 04 れいむがいちばんのり…… どぼじでおにいざんがいるのぉぉぉ?!でいぶがいぢばんになりだがっだのにぃぃぃぃ!乙 -- 2009-01-15 16 30 15 とりあえず更新乙。 あとれいむはこっちきなさい。 っもかもか室ORんほんほ室 -- 2009-01-15 16 35 16 しょないむなげらんきんぐ1から10いまでせいぞろいなんてやだよぉぉぉぉぉ!! -- 2009-01-15 16 38 17 ゆーゆゆゆ ゆーゆゆ -- 2009-01-15 16 39 57 ひゃあ!がまんしねぇぜ、虐待だぁ! -- 2009-01-15 16 41 17 一万円を一円玉であげたい もちろん一まとめにして頭上から 残った家族は泣きながら数えるんだけど、 餡子脳で数えられず、店では21円しか使えず -- 2009-01-15 16 43 09 2009-01-15 16 43 09 両替を頼んで断られて店内で泣き叫び警官が来たのを見て店員に注意するよう求めた後営業妨害でしょっ引かれる姿が目に浮かぶ -- 2009-01-15 16 44 49 ぱちゅりーがんほおおおおおする時は、「むほおおおおおおお」になるのだろうか めーりんならやっぱり「じゃほおおおおおおおお」なのだろうか その伝で言うなら、ふらんとれみりゃは「うほおおおおおおおおお」だろうか 興味は尽きない・・・ あ、まりさ。今日のご飯だよー。つ「バナナの皮」 -- 2009-01-15 16 47 31 かわいそうだろ、バナナの筋だけ集めて食わせろよ。 -- 2009-01-15 16 48 34 カルシウムもとれる、卵の殻と貝殻の方が良いだろ -- 2009-01-15 16 49 17 よおむ「ちんぽぉぉおおおおおおっ!!おちんぽぉぉおお!!」 -- 2009-01-15 16 52 07 「いまらちおーーー!!」 イラマチオだぼけ!! 「ぺーーにずーー!!!!!」 -- 2009-01-15 16 53 44 むぅ、それもあったか。 とりあえずれいむをきもきも室に入れてくるよ。 っゆっくりベスト10?に入るんじゃね?なアッー!趣味のきもけーね -- 2009-01-15 16 58 35 あんま関係ないけど最近珍種のゆっくりネタを見ないな ゆっくりるーみあのssくらい?やっぱ俺設定になりやすいからみんな自重してるのかな -- 2009-01-15 17 01 41 俺の考えた可愛いゆっくり愛でSSになってしまうからね -- 2009-01-15 17 02 33 ゆっくりれんこんとめり~~の出番ですね!! -- 2009-01-15 17 06 43 ゆっくりれんこん・・・?蓮根状のゆっくりか・・・グロそうだな -- 2009-01-15 17 08 00 ゆっくりれんこ「きょうはここにたんさくにきたのよ!! じゃまするにんげんさんは ゆっくりでていってね!!!」 ゆっくりめりー「ゆっゆ♪ れんことしあわせなかてーをつくるのよ!! ここはそのためのゆっくりぷれいすにするのよ!!」 -- 2009-01-15 17 10 13 未定氏のキスメみたいに上手く愛で苛められたらなぁ。 俺の技量じゃほんとにただのにしかならない。 -- 2009-01-15 17 12 50 ゆっくりれんこをれいぱーありすの群れに放り込んで一部始終をビデオにとって、 そのビデオをれんこがいなくて寂しがってるゆっくりめりーに送りつけて、 じっくりねっちょり見せ付けたい。 -- 2009-01-15 17 14 05 でもキスメは実際使おうとしてみるとあの桶とか隙間にもぐりこんで動かないってのが使いにくすぎる。 使いにくいというより限られやすいからレイパーありすのようにどの状況にも放り込めたる 汎用性がなく幅広く使えないって感じかな。 面白い設定でいいSSだったけど結局俺設定からは抜け出せてないと思うんだよな……。 幅広く人が使おうと思うとある程度汎用性もないと駄目なんだろうな。 つまり、れいむとまりさで事足りると(ry -- 2009-01-15 17 15 28 2009-01-15 17 14 05 この変態め! あっ、れんこがありすの群れに勝ってる。 -- 2009-01-15 17 15 52 珍種のゆっくりなら書いた事あるけど生態を書いた時点で満足しちゃって虐められなかったよ! -- 2009-01-15 17 18 58 逆に言うなら珍種じゃなきゃできないことで書くなら出せるってことかね にちょりがゆっくりを捕食するssとか面白かったんだけどなぁ -- 2009-01-15 17 21 39 でも大体のSSだと既存のどれかが何らかで変異してるか ちょっと風変わりなれいむやまりさがあてがわれて使われてるよな。 -- 2009-01-15 17 27 59 だが自分から珍種を作ろうとするのはなんとなく恐れ多い -- 2009-01-15 17 30 21 肉まんはじめました! 喰えない肉まんにどんな意味があるんだろう -- 2009-01-15 18 18 02 2009-01-15 17 30 21 それこそ「ちょっと風変わりなれいむやまりさ」から始めてみたら良いんじゃないか? 初期に出てきた三倍ゆっくりなんていいキャラしてたし そういやだぜまりさも昔は珍種だったんだよな -- 2009-01-15 18 27 37 飢えたパチュリーの目の前に肉まんをぶら下げて強制運動 「どぼじでおいづがないのおおおおおお! むぎゅえれえれえれ」 -- 2009-01-15 18 29 12 んーやっぱ希少種や珍種新種が強いと「僕の考えた~」っぽくなるねえ はっきり言ってしまえばウザイかもしれんw 結論:依っちゃんはウザイから逝ってよし -- 2009-01-15 18 54 03 2009-01-15 17 01 41 最近る~みあが出たSSって、ゆっくりいじめ系1912 ゆっくりちんちんを求めて 1? それ以外あったら教えてほしい -- 2009-01-15 18 56 51 よっちゃん「ここはよっちゃんのゆっくりぷれいすよ!! いたいめをみないうちに、でていきなさい!!」 数分後 よっちゃん「どうじでぜんぜんいだがらないのぉーー!!」 れい☆まり「おおよわいよわい」 -- 2009-01-15 18 58 21 最近のであったけど作品名おもいだせない・・・ -- 2009-01-15 19 07 21 2009-01-15 18 56 51 未定の人がfuku4866でるーみあ主役の話をあげてたけど、消してしまったみたい -- 2009-01-15 19 09 18 何で消しちまったんだろう、結構好きだったんだけど -- 2009-01-15 19 10 57 よっちゃんヘイトうざいなぁ・・・ なんか最近定期的にここで出るが -- 2009-01-15 19 25 05 そらポッと出が俺ツエーしてりゃあなあ -- 2009-01-15 19 27 00 ポッと出じゃない新キャラがいるなら見てみたい -- 2009-01-15 19 28 15 博麗霊夢と霧雨魔理沙 -- 2009-01-15 19 28 44 2009-01-15 19 27 00 お前は大抵の少年漫画が読めないな -- 2009-01-15 19 30 41 fuku4870.txtを見て思ったんだが 本当にゆっくりしていて他者もゆっくりできるゆっくりって いったいどんなのなんだろうか。 -- 2009-01-15 19 35 40 ゆっくりしずは -- 2009-01-15 19 37 31 2009-01-15 19 35 40 虐スレ住人の側にいないゆっくりだな -- 2009-01-15 19 38 18 虐スレ住人はゆっくりを見るだけで興奮して悶えるからな 悦びで -- 2009-01-15 19 40 56 よっちゃんにはいじめスレでエースになれる器がある よっちゃんかわいいよよっちゃん -- 2009-01-15 19 41 56 万人を同じような方向に持っていけたら戦争は起こらないよ -- 2009-01-15 19 44 09 ガ板ゆっくりだな。要するに理不尽の極み。弱体化前のゆっくり。 虐待スレのゆっくりはゆっくり出来ないように進化した。 言わば究極のゆっくりしないゆっくりだし。 -- 2009-01-15 19 46 40 つまり虐スレゆっくりに対して 「存在自体がゆっくりしてない」 っていうのはあながち間違いではないと -- 2009-01-15 19 55 29 まじめな話よっちゃんはすごく可愛いと思う。だから泣かしたい。 ゆっくりをいじりたい(虐め、虐待にあらず)と思った純粋なあの頃と同じ気持ち。 -- 2009-01-15 19 56 12 お兄さん「お前らは存在自体が既にゆっくりしていないんだよ!!!」 でいぶ「そうしたのは他でもないお兄さんだね」 ばりざ「ゆっくり責任を取っていってね」 お兄さん「お、おう…。」 -- 2009-01-15 19 57 55 お兄さんにたいして責任取れなんて死亡フラグじゃないか とか言おうと思ったけどそもそもありとあらゆることが死亡フラグだから関係ないな -- 2009-01-15 19 59 42 2009-01-15 19 57 55 スレ荒らししてたのはお前らだろうが -- 2009-01-15 19 59 56 ゆっくりは涙した。 どうして、自分達はこうなってしまったのか。 いったい、何が悪かったのだろうか。 絶望を受け入れる事が出来ず、その悲しみをどうしても吐き出したくて。 ゆっくりは叫んだ。 「どぼじででいぶだぢばゆっぐいでぎなぐなっだのおおおおおおおお!!」 「ばるいごどじだのなら、あやばりばず!!どうが、ゆっぐりにもどじでぐだざい!!」 「ヒャア!!俺のせいだよ!!お前らもっとゆっくり出来なくしてやるぜぇーーー!!!」 ゆっくりに神はいない。いるのはただ、鬼威惨だけだ。 -- 2009-01-15 20 00 07 書いてる内に前レスでネタ潰されて俺は悲しみが鬼なった -- 2009-01-15 20 01 07 2009-01-15 19 59 56 悪いけど言ってる意図がよく分からん なんか来てたの? -- 2009-01-15 20 03 23 2009-01-15 20 03 23 元々のコピペAAの頃からいろんな所に出没して荒らしてただろ? お兄さんが出る前の時点でゆっくりしてないよお前ら。 って事だろ -- 2009-01-15 20 08 54 まあ元々のAAだけ見ると相手に「まあゆっくりしていけよw」と煽ってるだけで 自分たちがゆっくりしたいって言ってるわけではなかったんだよなぁ だから「ゆっくりしていってよー(泣)」が一番元祖に近い苦しみ方なのかも -- 2009-01-15 20 13 53 と言うわけで痛い目にはあわせんが、ただお兄さん達はいそがしくて あまりれいむ達に構ってやれん状況が続く。 「ゆ、ゆっくりしていってよ~!!」 これが最大の虐待だったのか……!! -- 2009-01-15 20 15 14 好きの反対は無関心って奴か このスレ的にはれみりゃが一番シカトに弱そうだね -- 2009-01-15 20 20 23 だが一番シカトするのがキツイのがれみりゃ -- 2009-01-15 20 24 12 ゆっくり虐待の過程で虐待されるゆっくりが地球上の生命を滅ぼすのはありだと思う? -- 2009-01-15 20 25 14 初期には地球滅亡すらあったから良いんじゃないか?たしかギャグ色強い話だったけど 心配なら注意書き付けとけばいいし -- 2009-01-15 20 27 45 わかるよー世界は既に宇宙時代なんだねー 恐るべきゆっくり落とし -- 2009-01-15 20 28 00 2009-01-15 20 20 23 しかし最近のSSではれみりゃ空気という現実 メインで書いてるのはティガの人ぐらいじゃない? -- 2009-01-15 20 28 10 2009-01-15 20 28 10 一時期爆発的に増えすぎたんだろうか?ノンフライ氏がかなり書いてたよな あの時はみんな無性に胴つきれみりゃ虐待を求めていた気が -- 2009-01-15 20 31 12 れみりゃにストレスがマッハになってSS書き始めたのにいまだに一つも書いてない俺 精神系の虐待が好きな俺にとってあれほどアホみたいな奴だとだと書く気にならないんだよなあ -- 2009-01-15 20 32 58 れみりゃの補食オチもなくなったね。安直だと非難されたから。 そしてれみりゃの出番激減。しょせんそれだけの存在か・・・。 -- 2009-01-15 20 33 45 上で上げられてるとおり相手にしないだけで虐待になっちまうから 色々手を尽くす必要がないんだよなぁ なんというか手応えがない -- 2009-01-15 20 34 26 れみりゃが減ったからふらんも出番減ったよね 姉よりすぐれた妹などいねえ -- 2009-01-15 20 39 42 これは、胴無れみりゃSSが出る流れですか? -- 2009-01-15 20 40 15 ジャギがグレたのは主にリュウケンのせい -- 2009-01-15 20 41 11 安直だと非難されたから。 先生、れいぱーありすが消えません -- 2009-01-15 20 45 22 捕食落ちだとれみりゃがウザイからジャマイカ? -- 2009-01-15 20 47 10 >2009-01-15 20 41 11 不出来な弟のために長男がぶっ殺してくれたじゃないか ちゃんと拳王軍にも入れてやったし -- 2009-01-15 20 49 00 2009-01-15 20 40 15 胴無しが一番扱いにくい 台詞うー!うー!だけでガツガツ食い潰すだけだし ある意味ふらんより酷い -- 2009-01-15 20 50 29 胴無しSSって何かあったっけ? -- 2009-01-15 20 54 57 2009-01-15 20 33 45 捕食ネタじゃなくても暴力で強制労働させるネタなんかは結構良かった 「さっさとやれ」 「はいーー!!! はいーーー!!!!」 -- 2009-01-15 20 59 23 溝掬いさせられてたのはめちゃくちゃ笑えたなあ -- 2009-01-15 21 01 43 リュウケンを馬鹿にしたラオウにキレたジャギはマジで かっこよかった パパっ子だったのに衝撃を隠せない -- 2009-01-15 21 05 09 またキリストを呼寄せるような話題を振ったせいでキリストっぽいのが出てきたじゃないか。 -- 2009-01-15 21 14 48 触るなよ 絶対触るなよ -- 2009-01-15 21 15 43 2009-01-15 21 15 43 わかった。舐めるように食すように陵辱するように視姦するくらいにとどめておくよ。 -- 2009-01-15 21 25 11 最近、う~う~って言うの可愛いって人見なくなったな -- 2009-01-15 21 28 48 fuku4871.txt とんだテンプレ改変やでぇ -- 2009-01-15 21 56 54 やっぱりれいむやまりさの方が書きやすいからな -- 2009-01-15 22 10 22 だぜまりさ書いてると嗜虐心がムクムクとテントを張ってしまうよ。いや何処にとは言わないけど。 -- 2009-01-15 22 13 15 森にテントを張ってゆっくり虐待キャンプしようと思ったら ちょっと目を離した隙におうち宣言 まぁ、デフォか -- 2009-01-15 22 15 38 アウトドア用品が虐待道具に早変わりだな 本格使用のバーナーや太くて頑丈なワイヤーで森ゆっくりを虐め倒すぜ -- 2009-01-15 22 23 37 虐ゆっくりって馬鹿とかまぬけにされてるからしょうがないとはいえ たいてい自分から地雷踏みに来るのはなんとかならないんだろうか -- 2009-01-15 22 24 59 風の強い日、ビニールシートが飛ばされないように四隅にゆっくりを置き、真ん中にあまあまを置いて「動かないように」と言い聞かせて、物陰に移動する。 当然のようにあまあまを食べようと中心に集まり、ビニールシートに包まれて飛ばされ、解放されるとあまあまがなくなっていることとお兄さんのいいつけを守らなかったせいでビニールシートが無くなってしまった事に後悔の涙を流すゆっくり。 おっ勃つ。 -- 2009-01-15 22 27 08 ゆっくりに大量の風船を付けてあげたい -- 2009-01-15 22 46 01 お祭りで赤ゆ入りの風船をつけられた親れいむが飛んでいく話があったな -- 2009-01-15 22 50 00 ふとん圧縮袋にゆっくりを入れてみたい -- 2009-01-15 22 52 48 風船のれいむ達はまだ反省してたからかわいそうだったなぁ…… -- 2009-01-15 22 55 16 圧縮袋って掃除機で空気吸い出すあれ? -- 2009-01-15 22 57 21 それ -- 2009-01-15 22 57 39 ゆっくりに自転車の空気入れさすだろ 上下すればゆっくりディグダグ -- 2009-01-15 23 02 45 ディグダグはSSあったな -- 2009-01-15 23 03 47 ニンニク絞り器の大型版で 練った小麦粉入れてにょろ~んとところてん状に丸い小穴から押し出す スパゲティ製麺器ってあったんだが あれに赤ゆ入れて絞りたい嗚呼絞りたい -- 2009-01-15 23 08 44 赤ゆっくりと楽しそうに遊んでる親ゆっくりの目を盗んで赤ゆっくりと白玉を交換して動かないし喋らない白玉を見ながら泣く親ゆっくりを眺めていたい -- 2009-01-15 23 13 19 2009-01-15 22 24 59 なるもならんもないですよ。書きやすくないから敬遠されてるだけでしょうし・・・。 -- 2009-01-15 23 17 25 うでまりささんふつくしい・・・ かきごおり器でごりごりされるまりさとか関西弁を話すれいむとかないのかね -- 2009-01-15 23 47 41 「ゆっくりしてってやー」 「ゆっくりしていってね ……ゆ? ゆゆっ! れいむしゃべりかたが⑨みたいだよ」 「ゆ!? なんでそんなこというんやー」 「ゆうううゆっくりできないよ! ゆっくりやめてね!」 「まりさこそゆっくりできてへんでー! ゆっくりやめてぇや! れいむゆっくりできん! ゆっくりしてってやー!」 「ゆううううううう!???!」 なんとなく関西弁は止めた方がいい気がする。 ※途中関西弁を馬鹿にしたような発言がありますが、そのような意図はありません。誤解なきよう。 なお私も大阪は茨木の人間です。 -- 2009-01-15 23 56 43 2009-01-15 22 55 16 風船のゆっくりは確かに可哀そうだった あのSSには悪意のある奴がいないから余計そう思うんだろうな 赤ゆが親れいむにキレてたけど赤ちゃんとしての我慢弱さと恐怖心から暴言はいただけで 最終的に親れいむと和解してたし親れいむも安易に子供を見捨てなかったし そう言えば親ゆと赤ゆが和解する話って少ないよな ゆ虐だから仕方ないと言えばそれまでだけど・・・ -- 2009-01-15 23 59 43 ゆっくりしていってみゃー!でら!みそみそ! -- 2009-01-16 00 08 18 愛知県のゆっくり霊夢でした。 -- 2009-01-16 00 08 51 愛知県のゆっくりって中に味噌入ってそう -- 2009-01-16 00 10 38 そう言えば親ゆと赤ゆが和解する話って少ないよな 赤ゆにとっての死亡フラグだから… -- 2009-01-16 00 11 02 赤ゆは親を煽って死ぬだけの存在だし -- 2009-01-16 00 12 17 YUZAN「こ、この深い味わいは・・・とんこつだ! このゆっくりは福岡で育てられた極上のとんこつゆっくりだ、そうだろう!」 -- 2009-01-16 00 14 11 れいむ「ゆゆー。おきなわはあったかくてゆっくりできるね」 まりさ「そうだね。おひさまがゆっくりしてるから、おちびちゃんももうおおきくなったね」 そこには成体一歩手前の子ゆが。 子れいむ「ゆ。ひとりだちするよ」 子まりさ「・・・まりさもだよ」 スッと親ゆの前に集まる10匹の子ゆ。 れいむ「ゆ?どうしたの、おちびちゃんたち?」 子ゆ「ゆがぁああ!!あばれるよおぉ!!」 バコーン 巣の中で10匹の子ゆが、トチ狂ったかのように暴れ始める。 止めようとするも、成体サイズの子ゆ10匹を止められるわけもない。 あっという間に巣はボロカスになってしまった。 そこに10匹の子ゆの姿はない。 子ゆ「ゆふ。これがせいじんしきだよ」 -- 2009-01-16 00 17 06 北海道じゃまず生きていけないだろうな ゆっくりって -- 2009-01-16 00 17 58 598さんのに出てきた環境適応型ゆっくりは面白かったなあ 環境系の妨げになるからか流行る気配はないが -- 2009-01-16 00 20 01 毎日が冬篭りだな -- 2009-01-16 00 20 35 虐スレゆっくりは生きるという行為自体に向いていないからな。 -- 2009-01-16 00 21 48 いやあ単純だから、普通に適応すると思う にんげんさんが持っている「冷蔵庫」をゆっくりぷれいすに出来ちゃうくらい でも冬になったら結局その寒さには耐えられず冬ごもりに失敗したらちゃんと凍死するはず -- 2009-01-16 00 25 46 598さんといえば 助手フランちゃんかわいいよ ウフフ -- 2009-01-16 00 27 03 生物として生き残ることを真面目に考えると適応できるだろうが、 ここは虐スレだから適応できない方がゆっくりの反応が面白いからいいや。 適応して生き残るとかは他所のゆっくりに任せよう。 -- 2009-01-16 00 28 33 冬に適応して別に冬ごもりしなくてもよくなったゆっくり 「ちょっとゆきさんつめたいけど、ゆっくりごはんさがそうね!」 「「「「ゆっきゅりしゃがしょーね!」」」」 ~数時間後~ 「どぼぢでごはんがみつからないのぉ・・・・」 「「「「おにゃきゃしゅいたよ・・・・」」」」 -- 2009-01-16 00 31 43 東京→北海道 のトラックに運悪く忍び込んでしまったゆっくりれいむ。 季節は8月。 同族が誰もいない孤独感。 そして忍び寄る冬・・・ れいむの過酷な生活が始まる! -- 2009-01-16 00 32 01 福島の太平洋側はめったに雪フランから 冬眠せずに必死に枯草を食べるゆっくりが見れるかもしれない -- 2009-01-16 00 34 03 カンボジアで大量生産される体つきゆっくり -- 2009-01-16 00 35 05 雪フラン 一瞬なんかの新種かと思った -- 2009-01-16 00 37 20 ありすA(東京)「クスクス」 ありすB(東京)「クスッ・・・」 ありすC(東京)「ぷっ!」 ありすD(さいたま)「(´;ω;`)」 -- 2009-01-16 00 39 08 ありすE(ガ板)「ハッ…」 -- 2009-01-16 00 43 01 埼玉ばかにすんなコラー 俺の婆ちゃんの家があるんだぞコノヤロウ テメーら全部シュークリームにして俺の夜食にしてやる 「「「ゆわあああああ」」」 「どうしてありす(D)まで食べられてるのおおおお!?」 「むぎゅうう! ぱちゅりーはかんけいないでしょおおおおおお」 シュークリームは生クリーム入りが俺のジャスティス。 -- 2009-01-16 00 44 24 ありす(岡山)「ここでだいとかいはのとうじょうよ!」 -- 2009-01-16 00 46 20 思ったのだが、虐スレ産ゆっくりに食べにくい設定があるとする。 ぺにまむ、排泄、粘液、様々だけど、 ここの人たちはどの段階までなら食べられる? 俺は最初期の加工場ss全盛時代のゆっくりじゃないと食えない。 虐めるならどんなゆっくりでもアリだけど。 -- 2009-01-16 00 48 08 かき凍りあったわ、チルノのやつ ゆっくりチルノとチルノははたしてどれくらいバカ度が違うのだろうか -- 2009-01-16 00 56 09 食べようと思えば全部食べられるんじゃないのか? 結局は全部皮と餡子や砂糖水であって、食えない物質ではない 食えないというのは見た目とかの印象での好き好きだろう -- 2009-01-16 00 56 32 2009-01-16 00 48 08 何かの幼虫を踊り食いしたときのアレに比べればどれも問題ない -- 2009-01-16 01 00 18 俺は自分の食べられる奴しかSSには出さない -- 2009-01-16 01 01 14 2009-01-16 00 48 08 俺の中ではゆっくり=食えるだから中身が内臓じゃなければ食えるけどな うんうんしーしーは直食いだとゆっくりが調子に乗りそうなので 無理やり絞り出す感じで痛めつけながらなら気分がいいだろうな 「ワハハー うんうんうめー しーしー甘えー もっと絞ってやるぞー」 「やべでぇぇぇ!!あんござんでじゃぅぅぅ!!!でいぶぢんじゃうよおおおおおお!!!」 -- 2009-01-16 01 01 34 2009-01-16 00 56 09 かき氷といったらやっぱゆ民だろ -- 2009-01-16 01 02 48 ゆっくりを饅頭じゃなくて汚らしい生き物として書いてる人に聞いてみたい。 それを美味しく食べられる自信ある? って。 -- 2009-01-16 01 04 09 (キリッ マジレスするとゆっくり食ったら変な病気がはやった~なんて話もあるくらいだぞ 俺のSSもまったく触れてはいないがそういう設定で書いてるし人間がゆっくりを直で食う描写は一切ない -- 2009-01-16 01 06 45 調理すればって人もいるんじゃね? そういう人にとってはそのままかじりつくってのは生きてるニワトリにかじりつくのと似たような感覚だろうし -- 2009-01-16 01 07 39 少なくとも現代ゆっくりは食いたくない -- 2009-01-16 01 08 48 直食いはお菓子の妖精設定じゃないと無理だな。衛生面から考えて。 ただ、食べるときの反応がギャグだし怖がらないからおもろくないけど。 -- 2009-01-16 01 10 57 衛生面とか魔法生物補正で回避可能だろ -- 2009-01-16 01 16 56 「ここの人たち」がリアルでゆっくりがいたら、って意味なら精神的にも衛生的にもダメ、ゼッタイ。 SSなら別にどんなでも虐待家に食べさせるけどな。 食べるの俺じゃないから。 -- 2009-01-16 01 17 26 食べるんなら加工済みか食べられる覚悟のあるゆっくりしか 食う気にならん。 -- 2009-01-16 01 18 19 「おにーさんにならたべられてもいいよ」 って言わせるぐらいに好感度を上げておいて、蟻やら何やらにむしゃむしゃ食わせたい。 「やべでぇぇ!! れいぶをだべでいいのはおにーざんだげなのぉぉ!!」 -- 2009-01-16 01 21 42 ゆっへっへ まりさをたべていいのはたべられるかくごがあるやつだけなんだぜ -- 2009-01-16 01 23 57 ぎゃおー♪ たべちゃうぞー♪ -- 2009-01-16 01 26 16 俺はいつでもルーミアに喰われたいと思ってる だから、まりさお前を頂く -- 2009-01-16 01 27 43 現代ゆっくりの油がギトギトした皮と 生ゴミで精製された餡子を美味しくいただこうじゃないか -- 2009-01-16 01 29 09 野生のなら綺麗に洗ってから加熱すれば食えるな。 直食いはぜってー無理。 でも都市部の野良は洗おうが加熱しようが食いたくねぇ。 -- 2009-01-16 01 30 47 養殖ゆっくりを育てて、孫の代あたりの産んだ出来たて赤ゆっくりなら頂きたい -- 2009-01-16 01 33 07 舌の上に赤ゆを乗せて、ぷるぷると震える様を体験したい -- 2009-01-16 01 38 36 胴付きと合体!!!→そのままいただきます!!!のコンボで -- 2009-01-16 01 42 57 リアルにゆっくりいたら絶対食えないし、間違いなくここにも来なくなるだろうな ガキや酔っ払いやおっさんが街でゆっくりに暴力振るってたら止めると思う もしゆ民みたいに生きたまま調理してゆっくりの断末魔や命乞いする声が聞こえてきたら、きっと俺はそのまま店を出るよ・・・・・・ -- 2009-01-16 01 45 18 リアルに居ようものなら、虐殺の限りを尽くすだろうな 3次であんなもんが居たらキモすぎる -- 2009-01-16 01 47 39 ていうかゆっくりが赤ゆサイズのままなら、ケージ飼いして愛でそうな気がして困る俺。 -- 2009-01-16 01 48 15 ゆっくりがお菓子の妖精なら、何を食べなくても生きていけるからなにでできた餡子か問題ないな。 ただこの設定は愛で向きなのが難点だ。餓死ないし。 しかも、向こうのゆっくりはまかゆっくりみたいに食われるのが平気なやつ多いし。 -- 2009-01-16 01 49 35 現実にいないからこそこんなとこであんなSS書いてられる -- 2009-01-16 01 50 32 2009-01-16 01 47 39 それは捕まらなくても家族に病院に送られる気がするw -- 2009-01-16 01 51 31 虐待して画像うpとか動画うpしたらそれこそ逮捕だろうよね -- 2009-01-16 01 53 47 コンポスト用に一匹。灰皿用に一匹。 ごみ箱用に一匹。饅頭生産機として二匹。 ってとこだな。 -- 2009-01-16 01 54 31 コンポストはマジでほしい -- 2009-01-16 01 55 13 紙とかお菓子の包みも消化してくれそう -- 2009-01-16 01 56 14 夜中にゴトゴト揺れるコンポスト 時折聞こえる泣き声うめき声 -- 2009-01-16 01 57 24 ちはるゆっくりだけは命を懸けて守る。 全ての虐待作家の虐ゆっくりが同じ世界にいる設定のssがあったらどうなるだろう。 -- 2009-01-16 01 57 50 2009-01-16 01 57 24 なにそのホラー 怖くて寝れんわ -- 2009-01-16 02 00 01 >全ての虐待作家の虐ゆっくりが同じ世界にいる設定のssがあったらどうなるだろう ゆっくりショップにて。 よ「ままー!あのれいむ欲しい!」 幼女の指さす先には、透明なケージに入ったゆっくり霊夢がいた。 マ「まあ安い」 売ってるペットに対する感想としてはなんかズレてる気がするが、なかなか好評価なようだ。 ママさんはどうやら幼女に甘いらしい。 れ「ゆゆー!れいむはとってもゆっくりしてるよぉー!」 れいむは確信した。これはイケると。 だが無常にも、ママさんの顔が険しくなる。 マ「・・・ねっ、こっちのれいむじゃなくてあっちのれいむのほうがいいんじゃない?」 幼女の手を取り、他のケージへと歩いていく親子。 れいむは呆然としていた。 どうみても自分のほうがプリティーでゆっくりしているというのに! れ「どぼじでっ!?れいぶのほうががわいいのにぃいいっ!!!」 マ「ほら、このゆっくりって×××のゆっくりよ?」 よ「えー?ちはるゆっくりじゃないのぉ!?」 マ「ほら、あっちにはキノコ馬ゆっくりもいるし、ちはるゆっくりもいるわよ」 よ「え!キノコ馬ゆっくり見たい!見たい!」 マ「やっぱり、こんな×××(作者名)ゆっくりなんて動く汚物はダメよね」 その後ろ姿にれいむは涙する。 れ「どぼじで・・・どぼじでぇえ・・・」 ぶりぶりとうんうんをひねり出しながられいむは嘆いた。 -- 2009-01-16 02 02 10 2009-01-16 01 57 50 どの作品引っ張り出すかによっても違うんじゃね? -- 2009-01-16 02 02 22 下膨れの顔だけが動き回って人語使ってたら不気味どころじゃないな -- 2009-01-16 02 03 58 俺も最初にゆっくりを見たときの反応は「気持ち悪ッ」だったなあ。 2009-01-16 02 02 10 そんな風に分けられていたら便利だなあ しかし愛と虐を切り替えなきゃいけないから不安定になってしまいそうだ -- 2009-01-16 02 07 27 2009-01-16 02 02 22 それぞれの作者の閲覧数が一番多い作品のゆっくりつれてくればいいんじゃね? -- 2009-01-16 02 08 30 リアルフェイスと思うから駄目なんだ ほんとにあのままの顔なら俺は問題ないけどな -- 2009-01-16 02 08 36 赤福ゆっくりを飼ってみたい。現実の毒に侵される奴。 埃ばっかの俺の家じゃすぐ死ぬだろうな。 -- 2009-01-16 02 09 01 2009-01-16 02 02 10 ムクドリさんのポジションが、ぱちぇになってしまうなそれw -- 2009-01-16 02 09 12 うんこ系作者のゆっくりは売れるのか -- 2009-01-16 02 10 04 今過去ログ見てきたが……2009-01-16 02 08 30の方式だとカオスだw -- 2009-01-16 02 11 42
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「ふたば系ゆっくりいじめ 94 貴女達は、とても幸せなゆっくりです/コメントログ」 「すいませーん。この赤ゆください。…えぇ、七つ全部。あと透明な箱とオレンジジュースありますか?」 -- 2010-10-02 17 16 19 こうゆうの内容が深くてすきだな。 -- 2010-10-02 18 05 52 深イイ話だなあ -- 2010-11-09 06 44 27 ゲスがいるかられいむのイメージが悪くなるんだろうな… -- 2010-12-10 17 27 11 飼いゆが如何に人間の都合によって歪められた存在か、が際立ってるな -- 2010-12-22 04 10 05 ↓なんていうかそれ、ゆっくり全てに言える感じがする言葉だな…。 希少種と格差づけされて無理矢理低劣化させて描かれてるれいむまりさとか特に。 -- 2011-01-26 22 20 57 イイハナシダ- -- 2011-03-25 16 39 52 まぁ、普通の犬や猫とかも野良ときちんとしつけられたペットでは全然違うしな。言葉が通じるからそう感じるんだろう? -- 2011-10-19 23 37 47 さりげなく虐待w -- 2011-12-23 10 50 07 すっげえ胸糞悪かった。飼いゆなんて、所詮人間の都合のいいように弄ばれてるだけなんだな。 -- 2012-09-17 22 56 59 ゆ… -- 2014-01-24 23 57 36 飼いゆ、欲しい〜〜‼︎ -- 2014-08-08 11 45 53 ↓でも高いんだよねー -- 2023-02-14 17 15 49
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「ゆっくり漂流記 漂う命」「ゆっくり漂流記 抗う命」の続編・完結編です 『ゆっくり漂流記 漂流の果てに』 れいむとまりさが脱出を試みてから二日が過ぎた。 太陽熱蒸留器のおかげで水はまだ残っていたが、食糧はもう非常食2本を残すばかりに なっていた。そのうち、1本はもう、半分食べてしまった。 あれ以来、れいむとまりさにも食事は与えられていたが、それはかつての滋養に溢れた 非常食ではなく、救命いかだの底部に付着し、シイラに餌となっているエボシガイなど をくだいたものであった。それだけでは空腹を訴えるので、おじさんの「特別の温情」 によって、定期的にサラダ油を飲まされていた。 サラダ油とはいえ、脂肪分は動物の三大代謝基質(炭水化物、タンパク質、脂肪)の一つ であり、主に、短期間の素早い動きのエネルギー源として使用される。 れいむとまりさはサラダ油をゆっくりにしては大量に摂取させられることで、空腹を覚 えることは少なくなっていたが、その体表は少し、てかるようになりつつあった。 夕食の後、寝ようにも、背中にあった大きな海水腫瘍が潰れて痛み、なかなか寝付けな かった。何十回かという寝返りの後、やっと眠りにつくことができた。 その日の夢は、息子が大学を卒業したときの夢だった。 息子は手がかからない、利発な子だった。反抗期には取っ組み合いも何度か演じたもの の、更年期に情緒不安定となった妻や、歳を取り、怒りっぽくなった父ともよく大学の ことや、様々な話題を話していた。 今思えば、会話に対して怒鳴り声が増え始めた家の中で、息子は、息子なりに家庭を安 定させようと努力していたのかもしれない。 本来ならば、それは私がしなければいけない役回りだったにも関わらず。 息子は、今はゆっくりの生態を研究するべく、地方の小さな国立研究所で、ゆっくりを 研究している。利発で、できた人間であったが故に、私は息子に甘えていたのかもしれ ない。もっと息子を評価し、甘えさせてやるべきだったのではないだろうか? そのような後悔もどこかに沈み、夢の場面がめまぐるしく変わっていった。今は、夢の 中でだけ、私はゆっくりすることができた。 夜、おじさんが寝静まった後、れいむとまりさはもはや恒例となった夜の会話を始めた。 まりさは焦っていた。自分の試みが失敗した以上、これまで通りの生活は望めない。 例え、この漂流生活を乗り切ったとしても、捨てられてしまうのではないか? その恐怖がずっとまりさを支配していた。もっとも、ゆっくりに命を危険に曝された人 間が、捨てるだけで済ませてくれるのならば、それは僥倖というべきなのであるが。 「だめだよまりさ!おちびちゃん作ったらごはんさんがっ!!」 「そんなことはわかってるよ!れいむ…ゆっくり聞いてね!」 まりさはれいむの目をじっと見つめ、そして話し出した。 「まりさたちはいま、海の上なんだよ!おじさんがまりさたちをゆっくりさせてくれな い限り、まりさたちはゆっくりできないんだよ!」 れいむは黙っていた。まりさはそれを同意と見なし、話を続ける。 「まりさはれいむといっしょにゆっくりするために、おじさんがゆっくりできるように とおうちに帰ろうとしたよ!でもおじさんは怒ってしまった…もうむかしみたいにまり さとれいむをゆっくりさせてくれないよ…」 れいむはまりさの一言一言にうんうんとうなずいた。まりさの言う通りだった。 「だから、おちびちゃんをつくらなきゃいけないんだよ!」 「???」 れいむはさっぱり分からなかった。銀バッジのまりさよりも、金バッジの自分の方が頭 が良いとずっと思っていたが、ひょっとして自分はとんでもない馬鹿なのだろうか? 「おちびちゃんを作ればきっとゆっくりできるよ!いつ永遠にゆっくりしてしまうか分 からないんだから、今のうちにおちびちゃんを作って少しでもゆっくりしなきゃいけな いんだよ!」 まりさは、まりさなりに、少しでもこの苦しい漂流生活を楽しいものにしようとしてい るのだろうか?れいむにはそれどころではないように思えたのだが。 「おちびちゃんを見れば、きっとおじさんもまた笑ってくれるよ!海さんだってゆっく りしてくれるよ!ねぇ…ゆっくりしよう!すっきりしてゆっくりしようよぅれいむぅ!」 そう言ってまりさはれーろれーろと、れいむの口内に舌を侵入させてくる。 「ま?まりさ!!?ゆぐ…」 かつて、れいむとゆっくりすることは、まりさのゆん生の目的だった。 それが今となっては、おじさんの庇護の下で生き延びるための手段となりつつあった。 れいむは、まりさの強引さに戸惑いを覚えながらも、まりさの変化には気がついていな かった。 「ゆふふふ~!まりさはれいむとちゅっちゅするよ~!でぃーぷちゅっちゅはゆっくり できるんだよぉ~ん!!!」 れいむの関心をひくべく、懸命に愛撫を行い、舌をれーろれーろとビオランテの触手の ように動かしてれいむの口内を蹂躙する。微かな月明かりに照らされるその姿は、もし、 おじさんが起きていたら、まりさを海に叩き込んでもおかしくないくらい、おぞましか った。 「れいむぅ~!れいむぅ~!ゆっくりぃぃぃぃっ!!!ゆっくりくりぃぃぃぃっ!!!」 まりさは銀バッジだけあって、現在の状況をゆっくりなりに理解していた。 まりさは、おじさんに赦されなければ、生きていけないのだ。おじさんの関心を引くた めなら、手段はいとわなかった。 おじさんは元々はゆっくりを愛するゆっくりできる人間さんなのだ。 赤ゆっくりが生まれれば、無垢な存在をムゲにすることはないだろう。 それに、まりさは信頼を失ってしまったかもしれないが、まだれいむはおじさんの中で 堕ちていないはずだった。実際、れいむは脱走の首謀者ではなかったし、まりさは必死 にれいむをかばった。 れいむの赤ゆっくりならば、おじさんの心を再び動かすことができる。 そして、赤ゆっくりをゆっくりさせるためには、両親の存在が必要不可欠となるはずだ った。 「だいすっきっだよぉぉぉっ!!!れいむぅぅぅっ!!!」 親愛の印ではなく、スキンシップでもなく、欲情にたぎった熱を帯びたすーりすーりを するまりさ。その行為は次第に打算によるものから、一時的であれ、かつてのれいむへ の慕情によるものへと変貌し、まりさのすーりすーりは情熱と粘液にまみれていく。 「だめだよぉ…!あかちゃんは!あがぢゃんはぁぁぁぁっ!!!」 「ゆほぅ!!ゆほほほほっほおぉぉぉぉいっ!!!」 「「すっきりぃぃぃぃぃっ!!!」」 塩にまみれ、がさがさになった肌を通して、まりさの餡がれいむに浸透し、新しい命が 誕生する。れいむの額から茎が伸び、そこに何かが実り始めていた。 「ゆゆ!…あかちゃん…れいむの…れいむとまりさのあかちゃん…」 これは許されざるすっきりかもしれない。 その思いがれいむにはあったものの、それでもなお、母性を特徴とするれいむ種には、 赤ゆっくりを実らせることには、他の何者にも変えがたい喜びがあった。 「ゆふぅ…れいむぅ…まだだよ…まだまだゆっくりしようね…」 だが、まりさはすーりすーりによるすっきりだけでは物足りなかったようだ。 その下腹部からはぺにぺにがいきり立っている。 「ま、まりさ!!?」 まりさは購入時点で去勢済みであった。しかし、ぺにぺにがある。 矛盾するようだが、これは事実である。 通常、去勢は生まれてすぐに店内で済ませるか、購入した飼い主が専用のキットで行う ことが多い。この場合、?麻酔や睡眠薬などで眠らせる、?興奮剤でぺにぺにを起たせ る、?ぺにぺにを物理的に切断する、?小麦粉と水で尿道を修復、または再形成する、 という手順を踏む。 しかし、素人が去勢を行った場合、?で尿道を圧迫して潰してしまったり、?で修復や 再形成に失敗したりするケースが相次いだ。このような場合、しーしーが明後日の方向 に発射され、部屋を汚してしまう、あるいはしーしーをうまく排出できずに体内に溜ま ってしまうなどの症状に苦しむことになるのである。 そこで、近年は、生まれてすぐ、または母体に直接生化学物質を抽入することで、遺餡 子に直接働きかけ、ぺにぺにから精子餡が出ないようにすることが可能になったのであ る。具体的に言うならば、ぺにまむ部分の表皮から、しーしーのような粘性の低い液体 以外は通さないようにするのである。 これは元々は、一好事家が売春婦ならぬ売ゆん婦を作ろうとした課程で生み出されたも のである。開発された手法には化学的なものと精神的なものがあったらしいが、そのう ち化学的手法が、手軽で確かな去勢方法として、近年、広くペットショップで採用され ていた。さらに、ゆくゆくは、成長したゆっくりでも去勢できるよう技術の改良が進め られている。 とにもかくにも、まりさは劣情に駆られ、ぺにまむによるすっきりをしようとしたので ある。既に額から伸びた茎に子を宿したれいむに。 「れいむぅ!!!ゆっくりぃっ!!!ゆっくりさせてあげるねぇぇぇぇん!!!」 おそらく、今まで溜まっていた恋慕の情が、半ば強引にすーりすーりをやり遂げたこと によって、爆発し、より情熱的なすっきりを求めたのかもしれない。まりさのぺにぺに からは精子餡自体は出ないにもかかわらず。 「なにしてるのまりさ!!?やめて!れいむはそっちのすっきりはできないよ!!!ゆ っくりしないでやめてね!!あかちゃんおちちゃうよ!!」 だが、れいむが施されたのは、旧来の去勢方法、ぺにまむの部分を切り取り、しーしー のために尿道を再形成する方法であった。 そのため、れいむの下腹部にはしーしー穴しかなく、伸縮性の乏しい皮で作られたその 器官は、当然、ぺにぺにを迎えることなど出来ない。 「いたいっ!!!いたいよまりさぁぁぁっ!!!やべでっでばぁぁぁっ!!!」 まりさは自分のしようとしていることが、自分の企みを台無しにしようとしている行為 であると認識できていなかった。去勢は、生まれてすぐに施されるものであり、その後 自分の体に疑問を持つには、去勢されていない個体との交流がなければ不可能である。 おじさんの家やその周りにそのような個体はおらず、また、れいむと自分とでは、去勢 によって体の構造が異なっているなどと、知る由もなかった。 まりさは全身からぬめぬめしたものを垂れ流しながら、ただひたすら、ぺにぺにを差し 込もうとするが、それはれいむに痛みを与えるだけの無益な行為であった。 「いぃぃぃっやぁぁぁほぉぅぅぅぅっ!!!まむまむぅぅぅっ!!!れいむのまむまむ さがすよぉぉぉっ!!!」 「やべでぇぇぇぇっ!!!なにずるのまりざぁぁぁっ!!!おっごっぢゃうよぉっ!! あがぢゃんがぁぁぁっ!!!」 「うるさいぞっ!!!」 二人の嬌声によって、夢の国から強制帰還させられたおじさんが怒号と共にコップを投 げつける。コップは二匹に命中することなく、救命いかだの壁にぼよんと当たって落ち た。 「ゆひぃぃぃっ!!!ゆっくりごめんなさい!!!」 慌てて謝るれいむ、反射的に物陰に隠れるまりさ…そして、れいむの額から伸びた茎に 実った4つの影… 「れいむ…」 おじさんはれいむから伸びる茎を確認すると、二匹に向けて拳を振り上げた。 「やめて!おじさん!れいむのあかちゃんだよ!!!れいむはおじさんのおかげでゆっ くりできたよ!!れいむのあかちゃんもおじさんと一緒にゆっくりして欲しいよっ!!」 れいむの決死の訴えを物陰からそっと見守るまりさ。 おじさんは、振り上げた拳で、救命いかだの床をどんと叩くと、そのまま横になってし まった。 まりさは声を出さずに、ニヤリと笑った。 まりさの企ては成功したのである。 (ゆぅ~…これでまたゆっくりできるよ…いっしょにゆっくりしようね~れいむ♪おち びちゃん♪) まりさは思わず舌なめずりをした。まりさの口の周囲からは、れいむのほのかに甘い 唾液の味がした。 私はれいむの額から茎が伸びているのを確認すると、一度は怒りに任せて、一発殴ろう とした。 私を裏切っておいて、しかも食糧も水もほとんどないというのに、何を思ってすっきり したのだろう? そもそも、私がまりさとれいむに、残り少ない食糧を分け与えると信じているのだろう か? だが、同時に赤ゆっくり自体には罪はないと言うこともできる。 私は、まりさには赦せないものを感じていたが、れいむとはまだ、元のゆっくりした関 係に戻れるのではないかという期待が心の隅に残っていた。その期待は、周囲を不信感 でべったりとコーティングされたものではあったが。 いや、それどころじゃない、そんなことよりも、今、この状況を生き延びることを考え るんだ。 私は自分のそう言い聞かせた。そして、ふと気がついた。 まりさとれいむは、私から失った信頼、そして食糧の配給を、ゆっくりできる可愛い赤 ゆっくりを作り、それを私に見せることで、回復しようと考えたのではないかと。 二匹の裏切りを見せ付けられる前だったならば、私は彼らの行動を、彼らなりの配慮、 この緊急事態において、せめて我が子の顔を見てみたいという、愚かしくも、哀しい行 為として受け入れられたかもしれない。 だが、今ではもうそのようには考えられなかった。単なる小賢しい、いや、赤ゆっくり を作ることで食糧の消費を増やしているのだから、愚劣な企てとしか考えられなかった。 そして、何より、もう食糧はほとんど残っていなかった。 漂流15日目 翌朝、私が目を覚ましたのは、れいむとまりさの悲鳴によってだった。 「あがぢゃああああああああんっ!!!」 「どぼじでぇっ!!!どぼじであがぢゃんじんじゃっでるのぉぉぉぉっ!!!」 れいむとまりさはイマーション・スーツだった汚れた塊をクッションにして、赤ゆっくり を産み落としたようだ。 「ゆ゛…ゆげぇ…」 だが、それは断末魔の呻きだけを残して永遠にゆっくりしてしまった。親の茎を離れてか ら永遠にゆっくりするまで、十秒とかからなかった。 「あがぢゃん!!!ゆっぐり!ゆっぐりじでぇぇぇぇっ!!!」 泣き喚くれいむと唖然とするまりさの前にあるのは、真っ赤に膨れ上がり、所々がぐずぐ ずに崩れた赤ゆっくりだったものだった。お飾りから判断してれいむ種だろうか? 「おぢびぢゃんゆっぐりじでね!!いまままがぺーろぺーろじであげるがらねぇ!!」 唖然と赤ゆっくりの死体を見つめるまりさを尻目に、れいむは赤ゆを必死にぺーろぺーろ しようとした。れいむは四匹の赤ゆっくりに栄養を取られてしまったせいか、少しやつれ ていた。 「ぺーろぺー…ゆびっ!!?しょっばいいいいいいっ!!!」 赤ゆをぺーろぺーろしたれいむは、数回ぺーろぺーろしたところで、餡子を吐いてしまっ た。 「ゆげええええっ!!!どぼじであがぢゃんじょっばいいのおおおおっ!!!」 まりさとれいむの肌は長期間潮風、海水に曝されたことで、表面にかなりの塩分が付着し ていた。そして、すーりすーりを行った際に、この塩分がにんっしんっのための粘性の高 い餡に混ざったことで体内に吸収されていったのである。 塩分は甘味であるまりさ種やれいむ種にとって、大敵である。 それでも、このまりさとれいむは飼いゆっくりとして栄養豊富な餌を与えられ、大きな体 に育っていたために、塩分への耐性もそれなりについていた。特に、人間によって、味の 濃い食物を与えられてきたこともそれに貢献していた。 だが、赤ゆっくりにそこまでの耐性はなく、ゆっくりの母体に溜まった毒、この場合は塩 分は赤ゆっくり、特に一番先端にぶら下がっている個体に集中した。そのため、この長女 になるはずだったれいむは、塩によって体の形成が阻害され、崩れかけた餡塊として生ま れ、一生を終えたのであった。 「ゆえええええええええええええええん!!!おぢびぢゃああああん!!!れいむのおぢ びぢゃんがあああああああああああっ!!!」 しかし、望まなかったものとは言え、この長女れいむの自己犠牲は、他の三匹―れいむ種 一匹、まりさ種二匹の命をつなぐこととなった。毒は全て長女の体に溜まり、排出された からである。 「れいむ!おちびちゃんが!!」 れいむが泣き喚いたせいだろうか?ぴくぴくと、他の三匹の赤ゆっくりが動き、一匹、ま た一匹と下に敷かれたイマーション・スーツのクッションへと生れ落ちた。 「「ゆっくちちていっちぇね!!!」」 「おぢびぢゃんっ!!!れいむのおちびぢゃん!!!ゆっぐりしでいっでねっ!!!」 感極まった涙を流しながら赤ゆっくりに挨拶をするれいむ、しかし、新しく生まれた一匹 の赤れいむと二匹の赤まりさは怪訝な顔をして母を見つめていた。 「ゆゆぅ…まりしゃのおかーさん、おりぼんがないんだじぇ…」 「みゃみゃ、ゆっくちちてないよ・・・」 れいむのリボンはあの一件以来、私が預かっていたのだ。だが、れいむは慌てずに、赤ゆ っくりたちにすーりすーりをした。 「ゆっくりできないお母さんでごめんね…でもおちびちゃんたちがいれば、お母さんはゆ っくりできるよ…」 「ゆゆ!…みゃみゃ!!」 「おきゃーしゃんっ!!!ゆゆ~ん♪」 優しくすーりすーりをされた途端、喜び、とてもゆっくりした表情を見せる赤ゆっくりた ち。私は、勝手に子を作り、食糧の消費を増やそうとしているこの二匹を赦せなかった。 しかしながら、心からゆっくりし合い、愛情を確認し合っている親子を潰す気にはなれな かった。 私は無言で、ゆっくりたちから目を背け、朝食の支度に取り掛かった。 れいむは、茎を舌で巧みにむしりとって噛み砕き、赤ゆっくりたちに与えていた。 「おちびちゃぁぁぁん!ぱぱですよぉぉぉっ!!!すてきなぱぱと一緒にごはんさんをむ ーしゃむーしゃしようねぇ!!!」 赤ゆっくりの前に現れたのは、「可愛い赤ゆっくりを見守る良き父」を演じようと懸命に ネコ撫で声を上げる、帽子がない上に、くねくねうごく汚れた禿げ大福だった。 「おじさん!まりさとれいむもごはんさんむーしゃむーしゃしたいよ!ごはんさんがない と可愛いおちびちゃんを育てられないよ!ごはんさんがないとやさしいぱぱとままが可愛 いおちびちゃんとゆっくりできないよ!!」 我が子と人間に媚びた笑顔を振りまきながら餌をねだるまりさ。私が飼っていたゆっくり はこんなにも醜いナマモノだったのだろうか? 「どうしたのおじさん!まりさのおちびちゃん可愛いでしょ?ゆっくり見てね!!さあ、 おちびちゃん!おじさんにご挨拶しようね!ぱぱとままにもごはんさんくれるよう、お願 いしようね!!じゃないとみんなでむーしゃむーしゃできないもんね!!」 「うるちゃいよこにょはげまりしゃ!」 不気味な笑みを浮かべながらくねくねと動くまりさへの罵声は予想していなかった場所か ら飛んできた。 「ゆっわあああああああああん!!!こんなゆっくちできにゃいおとーさんいやなんだじ ぇ~!!」 「おなじまりちゃとちてはずかちいよ!なんじぇちょんなにきちゃにゃいにょ?ばきゃで しょ?ちねよ!」 「どぼじでぞんなごどいうのぉぉぉぉぉぉぉぉっ!!!まりざはだんでぃずむがかおるぱ ぱなんだよぉぉぉぉぉっ!!!」 誤算だった。まさか、可愛いおちびちゃんが自分を受け入れてくれないなど、有り得ない ことだった。 だが、ここでこの赤ゆっくりたちに親として認められなければならない。それ以外にまり さがおじさんの世話になるための手段は、今現在持ち合わせていないのだ。 「ゆ…ゆゆ~ん!そんなこと言っちゃダメだよ!お・ち・び・ちゃ・ん!」 まりさは努めて明るく振る舞い、赤ゆっくりに向けて素敵なウィンクをした。汚らしい上 に異臭を放つ禿げ大福が媚を売るその姿は、実に不気味だった(汚くて異臭を放っている のはれいむも同じであるが、見た目のインパクトは段違いであった)。 「さぁぁぁ、おちびちょわぁぁぁん♪ぱぱとすーりすーりちまちょうねぇんっ!!!」 所々に汚い雑草のような、金髪だった何かを残した大福がすーりすーりしてくる。 赤ゆっくりたちはその姿に怯え、まりさの媚びた笑みを浮かべたすーりすーりに吐き気す ら催した。 「ゆげぇぇぇぇっ!!!やべでぇぇぇ!!やべちぇね!!!ゆっくりできにゃいぃぃっ!」 「ゆぶっ……!」 私はまりさを手で払いのけた。 「何やってんだお前は?赤ゆが嫌がってるだろ!!」 「ゆびっ!!」 そして、私は長女になるはずだった赤れいむの死体を摘み上げた。 「おじさん…その子は…」 「……」 私は赤れいむが死んでいることを確認すると、先日作り上げた釣り針に引っ掛けた。 「おじさんっ!!?」 「うるさい!」 れいむはそれ以上何も言わなかった。ただ、静かに涙を流していた。 その後ろでは、抜けてしまった金髪を元に戻すべく、まりさが抜け毛の上をごろごろと転 がっていた。額やお尻に張り付いた金髪を落とすまいとぺーろぺーろするまりさの姿は、 哀れを越えて滑稽だった。 「どぼじでぇぇぇっ!!!どぼじでかみのけさんおぢでぐのぉぉぉっ!!!」 髪の毛はまりさに愛想を尽かしたのだろう。 ダメな父親になってしまったな、と言いたかったが。私にその権利はないだろう。 釣りをすべく、出入り口を開いて驚いた。海の様子が変わっていた。 陸地が近くなってきたのだろうか?時々、流れ藻が所々に浮かんでいるのである。しかし、 肝心の陸地はまだ見えなかった。 私は釣り糸を垂らした。果たして、釣竿も浮きもなしで、手への感触で魚が食いついたこ とを感じられるだろうか?いや、それよりも魚は赤ゆの死体に食いついてくるのだろうか? どんっという振動が救命いかだに走る。シイラの体当たりだ。もはや、私もゆっくりも慣 れっこになってしまっていたが、不慣れな赤ゆっくりたちはぴーぴー泣いていた。 つんつん、と釣り糸に反応があった。慌てずにそっと釣り糸を引き上げる。 そこには、半分ほど体のなくなった長女れいむだったものしか残っておらず、その残骸も 海水から上げたときに崩れ落ち、海に散っていった。 海面から下をのぞいて見ると、鮮やかな色合いのカワハギの仲間が一匹、餡子を突いてい た。カワハギの仲間はおちょぼ口のような口に強力な歯を持っている。これで、サンゴの ポリプや、小型甲殻類、巻貝などを噛み砕いて食べるのだ。 どうやら、カワハギによって、釣り針を回避するように、周りから餡子を齧られてしまっ たらしい。釣りは失敗だった。 私はため息をついた後、昨夜の食べかけの非常食に齧りついた。非常食はあと1本である。 昼過ぎ、赤ゆっくりたちは空腹を覚えたのか、ぴーぴーと泣き始めた。 「ゆぴぇぇぇぇん!!おにゃかちゅいたよぉぉぉぉっ!!!」 「まりしゃはぽんぽぺーこぺーこなんだじぇぇぇぇっ!!!」 「みゃみゃ~!!!ごはん!ごはんさんがほちいよぉぉぉっ!!!」 だが、ごはんさんはおじさんにもらう以外、手に入れる手段がない。 「ゆぅぅぅ…」 れいむとまりさは、どのタイミングでおじさんに話しかけるべきか迷っていた。 「ゆゆ!?なんだきゃたべらりぇそうなもにょがありゅよっ!!」 一匹の赤まりさがなにやら白い塊に目をつけた。 「まりちゃはぺーろぺーろしゅりゅよ!!ぺーろぺーろ…ゆげぇっ!!こりぇどきゅはい っちぇる…ゆべぇぇぇっ!!!」 空腹を覚えた赤まりさがぺろぺーろしたのは、救命いかだの内部で結晶化していた海水で あった。哀れな赤まりさは盛大に餡子を吐き出し、動かなくなってしまった。 「おじびぢゃん!!!どぼじでおぢびぢゃんがじんでるのぉぉぉぉぉっ!!!ゆわああ! じっがり!ゆっぐりじっがりじでねぇぇぇっ!!!」 れいむがいくら泣き叫んだところで、いくらぺーろぺーろしたところで、赤まりさの目が 再び開かれることはなかった。 「おじさん!おねがいだよ!おちびちゃんに!おちびちゃんにごはんさんをあげてほし いよ!!」 れいむが泣き腫らした目と強張った表情で、私にそう語りかけてきたのは、それから一時 間後のことであった。私は彼らに今日は何も与えていない。れいむの後方では、きらめく 金髪を体中にまとったまりさがこちらを見つめている。その姿はまるで、くたばり損ない のミノムシのようだった。 「ゆうぇぇぇんっ!!!まりしゃのぽんぽぺーこぺーこなんだじぇぇぇぇっ!!!」 「ゆっぐ…ごはんしゃん…れいみゅおにゃかちゅいたよ…ゆぴいいいっ!!!」 赤ゆっくりのうち、ゆっくりは体に対して摂取しなければならない食物の量が、成体のそ れよりも多い。これは急速に成長しなければならない時期だからである。さらに、体内に 一度に収められる食物の量がまだ少ないため、空腹になる速度も成体のそれより早かった。 私はナイフを取り出し、彼らに食糧を用意した。空腹に泣く赤れいむの姿に、かつのれい むの面影を見てしまったのだ。私は、れいむとまりさをどうするべきなのか、依然として 迷っていた。もうかつてのようには可愛がれそうにないのに。 私が与えたのは、救命いかだの底部に付着していたエボシガイを砕いたものだった。それ だけでは足りなさそうなので、溶けそうになっている流れ藻にサラダ油をたっぷりかけて やる。これが私が彼らのために用意してやることの出来る、精一杯の餌だった。 私はエボシガイを一つ口に入れてみた。蔓脚と呼ばれる触手のような部分がシャキシャキ とした食感を残す。慣れればそれなりに食べられそうな味であった。 「れいむ、これはお前の赤ゆっくりに与えた餌だ。お前とまりさは私を裏切った。飼い主 を裏切るのは飼いゆっくりとして、とてもゆっくりできないことだ。ごはんは赤ゆっくり 達から分けてもらえ。赤ゆっくりが許可しない場合、ごはん抜きだ。」 私はまりさとれいむの企てに唯々諾々と従ってやるつもりはなかった。もっとも、実際、 私にはそれ以上の餌を彼らのために用意する余裕すらなかったのだが。 「ゆゆ!!おちびちゃん!おじさんにお礼を言おうね!おじさんが頑張ってくれたから、 ごはんさんでゆっくりできるんだよ!!」 「ゆゆ~ん!おじちゃんありがとうなんだじぇ!」 「ゆっくちありがちょう!!」 しっかりとお礼を言ってから、食事を始める二匹の赤ゆっくり、どうやらいつの間にか、 れいむが飼いゆっくりとしてのいろはの教育を施し始めていたようだ。 「ゆぶっ!!こりぇおいちくにゃい…」 「でもぽんぽいっぱいにならないと、ゆっくりできないんだじぇ…むーちゃ…むーちゃ」 人間との生活である程度の塩味に慣れている親と違い、赤ゆっくりには、塩味の強い食べ 物はまだ美味しいとは感じられなかったようだ。だが、今手に入るのはこれだけである。 「ゆゆ~ん!おにゃかいっぱいだよ!!ちゅぎはみゃみゃがむーしゃむーしゃちてね!」 「おじさん!ごちそうさまなんだじぇ!!おきゃーしゃん!むーしゃむーしゃはゆっく ちできりゅよ!!」 小さな赤ゆっくり二匹には多すぎたのか、それとも油がきつかったのか、二匹はすぐにお なかいっぱいになってしまった。なんだかんだいって、空腹を満たせたことで満足したよ うである。 赤れいむは母であるれいむに、半分以上残ったごはんさんをむーしゃむーしゃするよう促 す。 「おちびちゃぁぁぁん!ぱぱも一緒にごはんさんをむーしゃむーしたいよぉぉぉん!!!」 うわぁ… もう私は、このまりさが何をしても不快に感じるようになってしまった。無事全員帰還で きた暁には、どうにかしてしまいそうである。 「ゆぴっ!!?ゆっくちできにゃいまりさはこっちこにゃいでほしんだじぇっ!!」 「おちょーしゃん、きちゃにゃいよっ!!こっちこないでにぇっ!!!」 私はまりさに少しだけ同情した。娘に彼氏ができたとき、加齢臭のする親父は部屋に入る なと散々に怒鳴りつけられたのを思い出したからである。思えば、娘が引きこもる原因と なったのも、彼氏との交際とその後の破局から来た人間不信によるものであった。娘の彼 氏や人間関係がどんなものだったのか、私は知らなかった。娘は話そうともしてくれなか った。短期大学入学以降、娘は学校の中での友達との関係を何よりも大切にし、それに反 比例するかのように、家族との関わりを避けていったのだ。 あそこですごすごと引き下がらずに、娘に積極的に関わっていれば、また違った展開もあ ったのだろうか?積極的に関わっていれば、助けてやれるような問題だったのだろうか? そして自分にそれだけの器量や知識があったのだろうか? 今、娘は私のことをどう思っているのだろう… 「ごはんしゃんをむーしゃむーしゃしゅるのはみゃみゃがさきだよ!みゃみゃはれいみゅ たちをゆっくちさせてくれちゃよ!ぴゃぴゃはなにもちてくれにゃかったよ!!」 「おちょーしゃんのわらいかちゃはゆっくちできにゃいよ!!きもちわりゅいよ!!」 私が意識を海の彼方にいるはずの家族へ向けている間に、まりさのストレスは、怒りは臨 界点を越えつつあった。何せ、ゆっくりするために作った赤ゆっくりが自分をゆっくりさ せない原因となっているのである。 「おぢび…ゆぎ…ゆぎぎぎぎぎぎ……」 怒りのあまり、歯軋りするまりさを見て、れいむが慌てて赤ゆっくりをしかりつける。 「おちびちゃん!いいすぎだよ!!みんなで、みんなでゆっくりしようね!!」 おそらく、赤ゆっくりたちの父への嫌悪感は、子供なりに、まりさの邪心を見抜いた結果 なのだろう。愛情のこもったれいむの優しいすーりすーりとは違い、強引にすーりすーり をして、自分たちをダシにおじさんから何かをもらおうとする、そのような態度を繰り返 した結果、赤ゆっくりたちは、まりさを、自分達をゆっくりさせてくれないものとしてし か認識していなかった。 「ゆがぁぁぁぁぁっ!!!ぱぱをゆっくりざぜないくそちびどもはじねぇぇっ!!!」 「ゆ゛みゃ!?」 一瞬のことだった。 怒り狂ったまりさの体当たりは、赤れいむを弾き飛ばし、赤れいむは救命いかだから転落 し、海の底へと消えていった。私が驚いて、海面に顔を出したときには、救命いかだの周 囲を泳ぎ回るシイラ以外、何も見えなかった。 「おぢびぢゃんっ!!?」 れいむがまりさの凶行に気がついたとき、まりさは赤まりさに対して攻撃の態勢に入って いた。どうやら、同種でも赦す気はないらしい。 「まりざはゆっぐりぃぃぃっ!!!れいむとゆっぐりぃぃぃっ!!!」 「ゆっぴゃああああっ!!!」 赤まりさはまりさに押しつぶされ、さらに噛み付かれた。 「ゆっぴゃあああああああああああっ!!!いぢゃいいいいいいっ!!!たちゅげで!! おぎゃあああざあああああんっ!!!」 「やべでね!まりさぁっ!!いだがっでるよぉぉっ!!!やべであげでね!!!」 私は慌てて、まりさを平手打ちで撃墜した。 「ゆびぃぃぃっ!!?」 「ゆぐっ!!?」 赤まりさの後頭部は、実の親によって食いちぎられていた。目の焦点は合っておらず、痙 攣が始まっている。もうダメだろう。 「ゆあああああああああん!!!あがぢゃんがあああっ!!!れいむのがわびびあがぢゃ んがあああっ!!!どぼじでごんなごどにいいいいいっ!!!」 まりさの打算によってこの世に生を受けた赤ゆっくりたちは、まりさの激情によってその 命を奪われた。 「ばでぃざはわるぐないぃぃぃっ!!!くぞぢびがぁぁぁっ!!くそぶっ!!?」 私はまりさの顔面に拳を打ち込み、そして、まりさの底部を根こそぎ剥ぎ取った。 べりっ…べりべりりっ!!! 「ゆっぎゃあああああああああああああああああああああああああっ!!!」 まりさは目からかつてないほどの涙を流しながら、あんよだった部分に残った餡子をうね うねと動かした。 私はまりさの目の前で、剥ぎ取った底部を食べた。 「ゆびいいっ!!やべでだべないで!!ばでぃざのあんよざんだべないで!!!ゆぐわぁ ぁぁぁぁぁっ!!!ばでぃざのあんよざんっっっっっ!!!」 皮は塩辛く、何やらゆっくりできない臭みを感じたが、餡子のしっとりとした甘みは私の 舌を、そして胃袋を喜ばせた。そして、まりさに摂取させていた油分によって、私の空腹 は久しぶりに満たされた。 私がごくん、とまりさのあんよだったものを飲み込んだとき、まりさは呆然とした表情で 力尽きたように、動かなくなった。 私はまりさの傷痕にビニール袋をはりつけ、塩まみれの輪ゴムでラップを止める。 これであんよの傷口から餡子が漏れていくのを防ぐことができる。餡子が乾燥してしまう 前に救助されれば、助かる可能性もあるだろう。 「これでもう二度と暴れることも、逃げることもできん。どうせ、お前だけ逃げても生き 延びられないんだ。おとなしくしていろ!もし、助かったらちゃんと治療を受けさせてや るかもしれん。」 私の言葉はまりさには届いていなかった。 「ゆぎっ…ゆぐ…まりざのあんよ…まりざのずでぎなあんよ…どぼじで…まりざがこんな めに…えっぐ…」 その泣き言を聞いたとき、私はまりさをもう一発殴ってやりたかった。 だが、そのような行動は、ただでさえなくなりつつある私の気力と体力を奪うだけだった。 その後、私は懸命に陸地を、船を捜したが、その日は水平線と人の顔のような入道雲以外、 何も見えなかった。 「ゆっぐ…いじゃいよぉぉぉっ!!!れいむぅ…まりさの…まりさのたくましいあんよが なくなっちゃっだよ~…れいむぅ…ぺーろぺーろしてよ~…まりさ、いだぐですーやすー やでぎないよ~…れいむぅ~…」 真っ暗な夜の救命いかだの中で、まりさの呼び掛けに答える者は誰もいなかった。 漂流16日目 私が朝起きたとき、まりさは生きていた。あんよの痛みで眠れなかったのか、目の下には クマができており、泣き腫らした目は真っ赤に腫れ上がっていた。 残る非常食は1本、これは最後の最後まで取っておきたかった。私は昨日死んだ赤ゆっくり の死体を口に放り込むと、救命いかだの出入り口を開き、太陽熱蒸留器を海面に送り出した。 「…ゆあ…」 一瞬、れいむは悲しそうな表情をしたが、もはや私に自分以外の世話をしている余裕はなか った。手持ちの食べ物がないのである。そして、救命いかだ底部に張り付いているエボシガ イも、手の届く範囲のものはほとんど取り尽しており、他の動物を捕獲する必要があった。 とりあえず、私はれいむに水だけ与えた。 れいむは昨日、産んだばかりの赤ゆっくりがあっさりと全滅して以来、塞ぎ込んでおり、そ の表情や瞳は暗く沈んだままだった。 まりさも横倒しにし、水を飲ませてやる。生かすにしろ、殺すにしろ、こいつをそう簡単に 永遠にゆっくりさせるつもりはなかった。 「おじざん…おでがいじまず…ごはんさんを…ばでぃざになにがだべるものをぐだざい…」 私はまりさの口にサラダ油をダイレクトに注いでやった。食べ物に関しては、イノシシ並 みに悪食にもなれるゆっくりのことだ。死ぬことはあるまい。 「ゆべ…ゆえええ…きぼぢばるび…ゆえええ…これじゃあゆっぐりできないよ~…」 私は、近くを流れていた流れ藻を拾い上げてみた。今回の流れ藻はまだ新鮮なもので、その 表面には小さなカニやエビ、巻貝が付着していた。どうやら、釣り餌には困らなくて済みそ うである。 私は小さなカニを、苦労して釣り針に差し込み、海へと投げた。 しかし、海に着水した瞬間、カニは釣り針から外れて、海の底へ沈んでいってしまった。気 を取り直して、もう一度チャレンジする。今度は…やはりカニでいこう。 エビはそのまま私が食べることにした。 私はそっと、釣り糸を垂らす。空腹と海水腫瘍から来る痛みのせいで、釣り針に餌を付ける だけで疲れてしまった。 そして、釣り糸を伝わってくるであろう感触をひたすら待つ。これほど真剣に釣りをしたの は生まれて初めてだった。 ぴくん 微かだが、引っ張られる感触…アタリだ! 「こんなエサにはつられないむらぁぁぁぁっ!!?」 釣りあがったのは、トビウオでもなく、カワハギでもなく、シイラでもなく、むらさだった。 むらさはまだ室内での大量繁殖技術が確立されていないため、ペットショップに出回ってい るものは高価である。近年、値段は漸進的に低下してきているが、それでも学生や子供には 買えない値段であった。 「むらさを海にかえしてね!!むらさは海の中じゃないとむらむらできないよっ!!!」 救命いかだのゴム床の上でぴちぴちと跳ねるむらさ。以前、まりさが脱走したときに見た個 体とは別個体のようだった。 私は、このような何の罪もないゆっくりを殺して食べることに一瞬躊躇した。だが、それを 言ったら、私たちの、いや、植物以外の何かを食べて生きている動物は全て断罪されなけれ ばならない。 「ゆるしてくれ…」 私はせめて一撃で楽に逝けるよう、ナイフを中枢餡めがけて差し込む。 「ゆぎいっ!!?」 そして、ぐるりとナイフをまわした。 「…も…むらむ…」 私は動かなくなったむらさを皿の上でてきぱきと切り分けると、はやる気持ちを抑えること が出来ず、切ったそばから口の中に放り込んだ。 微かに塩味がする皮と、濃い甘みととろみをもった黒蜜。口の中がむらむらしそうな美味し さだった。新鮮なむらさならではの味であろう。私は少し残しておこうと思っていたのだが、 気がつくと全てを平らげてしまっていた。 「ゆぅ…ゆぅぅぅ…」 れいむとまりさは空腹の限界であったようだ。私がゆっくりを貪り食っている間にも、ちら ちらと訴えかけるような目でこちらを見ていた。 私は流れ藻を切り刻み、たっぷりの油をかけてかられいむに食べさせ、その残りをまりさに 差し出した。 「ゆひっ!!!むーしゃ!むーしゃ!しあわぜえええええっ!!!」 久々のまともな食事にしあわせーをするまりさ。本当はぶちのめしてやりたい気持ちもある のだが、ゆっくりを殺してしまったら、自分ひとりになって、やっていけるのか?精神を保 てるのか?という不安があった。 その後、さらに釣りをしようとしたが、波が少し出てきたので、太陽熱蒸留器を回収し、出 入り口を閉めた。ポンプで救命いかだに空気を送り込み、窓から外を眺める。 私の体力は目に見えて衰えていた。以前は、救命いかだがぱんぱんに膨れ上がるのに、1時 間ほどのんびりとしたペースでポンプを押していればよかった。しかし、最近は、2時間近 く、押さなければ満足に膨らまない。私が途中ですぐに疲れてしまうからだ。 私は後何日、漂流すればいいのだろうか? そして、この救命いかだはいつまでもつのだろうか? 通常、救命器具などにも耐久日数というものがある。どんなに品質が高くても、劣化しな いものは存在しない。私は不安に駆られ、もう少しだけと、ポンプで空気を送り込む作業 を再開した。 私はこういう作業をしているとき、可能な限り、空想を楽しむようにしていた。 最近、肩が凝ると言っていた妻を温泉にでも連れて行こうか? 息子は自然科学が好きなので、山奥など自然が残っているような小さな温泉地の方が喜ぶ だろう。 娘はどうやって連れ出せばいいだろうか?何を言ってもウザイウザイと相手にしてくれな いだろう。私はどうしてやるべきだったのだろう… そして父と… ああ、お父さん、ごめんなさい…ごめんなさい… その夜のことであった。 その日の夢は、妻と結婚したばかりの頃の夢であった。 父は妻の料理を大層気に入り、いつも過分な嫁をもらったなと、私をからかっていた。 あの頃は何をするにも妻と一緒だった。歳を取ってからも決して仲は悪くなかった。 妻は更年期に入って以降、些細なことで怒ってばかりいた。 そして、歳を取り、短気になった父とことあるごとに怒鳴りあいを演じていた。 思えば、あの頃から私は家庭のことに鈍感になったのかもしれない。怒鳴りあいの度に 磨り減っていく、私の弱い精神を守るために。 テレビをつけたまま、ソファーで眠っている私を妻が起こそうとする。 昨日は娘の運動会で疲れたのだ。もっと寝かせて欲しい。まさか借り物競争に出るはめ になるとは思わなかった。 「おじさん…おじさん…」 いや、待て…妻が私をおじさんと呼ぶことはない。これは…誰だ? 「おじさん!…」 目の前にいたのは、れいむだった。まりさは昨夜眠れなかったせいか、ぐっすりと熟睡 している。 「なんだ?…どうした?」 私はしばらく、ここが夢の中なのか、現実なのか分からなかったが、救命いかだに打ち 付ける波の音と、背中や脚の海水腫瘍の痛みが私に現実を突きつけた。 「…れいむ?…」 暗闇で、私の目はれいむの輪郭を微かに捉えていたが、その表情は見えなかった。 「おじさん…れいむはおじさんにおねがいにきたよ…」 れいむの声はいつになく真剣だった。私を裏切ったことを考えれば、相手をせずに眠っ てしまっても良かったのだが、れいむの声はそれを許さない何かを含んでいた。 「おじさん…せめて、まりさをゆるしてやってほしいよ…きっと、きっとこんなことに なっていなかったら…ずっとおじさんのゆっくりぷれいすでみんなゆっくりできたよ…」 「…」 れいむは静かに語った。 ペットショップでの懐かしい日々を。 おじさんとの楽しい思い出の数々を。 まりさがうちに来たときのことを。 どうしてまりさと救命いかだを離れようとしたかを。 私は知らなかったが、れいむはずっと後悔していた。 「れいむは、おじさんには無事、おじさんのゆっくりぷれいすに帰って欲しいよ。そし てこれからもゆっくりしてほしいよ!れいむはおじさんが飼い主でほんとうによかった と思っているよ…」 おじさんを裏切るような真似をしたことを。 「…れいむ?…」 「れいむはただのゆっくりだよ…おじさんにしてあげれることなんて何もないよ…だか らせめて、できることでおじさんを助けたいよ…」 れいむはじっとおじさんの瞳を見た。そして、大きく息を吐き出した。 「さぁ…」 まりさと救命艇を離れて以来、れいむはかつてのように微笑んでくれないおじさんの視 線が何よりも辛かったのだ。 まりさよりも、おじさんの愛情を理解していたからこそ、それを失った日々に耐えるこ とが出来なかった。 飼い主をゆっくりさせられない、飼いゆっくりの存在価値を、れいむは知らなかった。 だからせめて最後に、償いをして永遠にゆっくりしたかった。 それが、れいむの疲弊した精神に、ぼろぼろの体に残っていた、金バッジとしての最期 の矜持だった。 「おたべなさい」 「…れいむ…」 返事はなかった。 そこにあるのは、かつてれいむだったもの、 二つに割れた、汚れた饅頭だった。 「れいむ…ありがとう…一緒にゆっくりしてくれて…ありがとう…」 いつの間にか、私は泣いていた。涙に滲んだ視界で、真っ二つに割れたれいむがふっと 笑ったように見えた。 こうなると気付くことができたならば、せめて最後にれいむの頬を、頭を、撫でてやり たかった。 れいむの犠牲を無駄にしないために、私はなんとしても生き延びなければならなかった。 私は泣きながら、れいむとの思い出を一つ一つ反芻していった。 結局、朝になって、何度目かの腹の音が私の脳に空腹を警告するまで、私はれいむに口 をつけることができなかった。 れいむは最後の瞬間に、自分よりも、自分の番よりも飼い主を優先した。 金バッジの輝きは、伊達ではなかった。 だが、それはゆっくりに対する裏切りとも言えた。 「ゆゆ…あんよがいじゃいよぅ…れいむ~…ゆゆ!?れいむ!?」 まりさが目を覚ましたとき、外は既に明るくなっていた。 れいむは、まりさが赤ゆっくりを永遠にゆっくりさせてしまって以来、まりさに口を利 いてくれなくなっていた。 まりさは焦った。このままれいむに嫌われては、まりさは精神的に大きな傷を負ってし まうだろう。いろいろあったが、まだまりさの中では、れいむへの慕情は燃え上がって いたからである。 そして、もはやおじさんの庇護下では、れいむの関心なしには、生き延びることは出来 ないのだ。一時の感情に任せて台無しにしてしまった自身の計画の尻拭いを、なんとか 無事に済ませなければならなかった。 「れいむ?」 れいむはいつもの場所、自分の隣にいなかった。 まりさは救命いかだの中をきょろきょろと視線を動かした。そして見た。 おじさんが何かを食べているのを。それを見間違えるはずはなかった。 「…ゆ?…あ…あ゛…あ゛あ゛あ゛あ゛!れいむぅぅぅっ!!!」 まりさはれいむが「おたべなさい」をしてしまったことに気がついた。 まりさの目の前には、は真っ二つに割れた「れいむだったもの」を貪り食う、見るから にゆっくりできない髭と髪が伸び放題の汚い人間の姿があった。その人間の口が動き、 まりさの愛したれいむをがぶりと食べ、咀嚼していく。 「ゆわぁぁぁぁぁんっ!!!れいむ!れいむぅ!!!なんで!!!なんでぇぇぇ!!! まりざはっ!!まりざはれいむのごどが一番大事だったのにぃぃぃっ!!!」 まりさは理解できなかった。なぜ、れいむがおじさんのためにおたべなさいをしてしま ったのかを。まりさを放置して。 まりさは自分の行為が直接的に、間接的に、れいむを追い込んでいたことに気がついて いなかった。自己反省能力が確立されているか否か、それは金と銀とを分ける、一つの 指標だった。多少なりとも有能であり、性格が良く、自分を省みることができる個体は 金として、要するに人間と共に暮らす資格があるものと認定される(一時的にそのよう に振る舞う狡猾な個体のせいで、金馬鹿による事件が絶えないわけであるが)。それが 金色の輝きなのである。 それに対してある程度性格は良いが、人間のルールに疎い、優秀だが性格に難がある個 体に与えられるのが銀色の輝きである。銀は交流するためではなく、ただ飼う、手元で 見るためだけの愛玩動物として優秀ということを示しているのだ(もちろん、銀や銅であ りながら、試験を受けていないために、試験で実力を見せられないがために、それ以上 の価値があることを飼い主以外にアピールできない個体も多い)。 結局、このまりさは、自発的に飼い主のために何かをするということが、できなかった。 そして、理解できなかった。 「やべろおおおおおっ!!!だべるなああああっ!!!がえぜ!!ばでぃざのれいむを がえぜえええええっ!!!」 まりさはおじさんをボコボコにしたかった。あんよさえ動けば、今にもおじさんに飛び 掛って行ったであろう。おじさんはまりさの愛するれいむを汚している、そうとしか見 えなかった。 「れいむをだべるなああああっ!!!おばえがっ!!!おばえなんがが!!!れ、れい むを!!ばでぃざのれいむをおおお!!!がえぜええええっ!!!れいむうううっ!!」 おじさんはれいむの四分の三をあっという間にたいらげてしまった。 「ゆあああ…れいむ…どぼじで…まりさのれいむ…」 「まりさ…」 おじさんがまりさに話しかけるのは久しぶりだった。 「れいむがおたべなさいをする前に、お前をよろしく、と言った。」 「ゆ!?」 そして、おじさんがまりさの前に突き出したのは、れいむの体の四分の一だった。 「食ってやれ。れいむが好きだったのならば食ってやれ。」 「ゆゆ!!?」 おじさんは、まりさの前に、舌を伸ばせば届く距離にれいむだったものを置くと、水 を飲んでいつものように窓から外を眺める位置に移動し、まりさの方を振り返ること はなかった。 「…れいむぅ…なんで…なんでまりさをひとりに…」 結局、夜の闇が辺りを包むまで、まりさはれいむを食べられなかった。 おじさんが寝静まった後に、まりさは泣きながられいむを味わい、れいむとの思い出、 すーりすーりしたときの肌触りを思い出し、また泣いた。 漂流17日目 その日の早朝のことだった。まだ東の空がうっすらと紫色のベールを脱ぎ始めていた とき、私は何かの物音に気がついて目が覚めた。 波の音か…? だが、波の音に混じって微かに何か別の音が聞こえる。 私は変な体勢で眠っていたせいで、痺れてしまった脚をなんとか動かし、立ち上がっ た。窓から外を見たが、何も見えない。 私は広い視界を求めて、出入り口を開けた。朝のひんやりとした潮風が救命いかだの 中に吹き込み、私の、靄がかかったままになっていた頭脳を目覚めさせていく。 「ゆ…ゆぅ…しゃむいよ…」 まりさも冷たい潮風で目が覚めてしまったようだ。 私は出入り口から首を出し、まだ暗い洋上を眺めた。 「!!!」 船だった。しかもかなり近くを航行している。 波の音に紛れていた「別の音」は、船の機関の音だったのだ。 「船だっ!!!」 思わず口走り、私はしまいこんであった救難用紅炎を取り出した。まだ暗い洋上で果た して煙による信号が通じるのか不安ではあったが、距離が近いだけに見張りがちゃんと 仕事をしていれば、可能性はあった。私ははやる気持ちを抑え、ひもを力強く引っ張っ た。これで、家族にまた会える! 「!!?」 だが、救難用紅炎は発煙することなく、ひもだけが切れた。不良品だったのか、それと も、まりさが奪っていった課程で劣化したのか… いずれにしろ、私から船に助けを求める手段はなくなってしまった。 救命いかだの先端についている、レーダー反射板は役に立っているのかどうかさっぱり 分からなかった。こうしている間にも船は進んでいく。 太陽の光が辺りを明るく照らすにはまだ、時間があった。このままでは日が昇る前に船 は通り過ぎていってしまう。 何かないのか!?何か! 私は信号弾が残っていないかと、救命いかだのポケットを、脱ぎ捨てたままになってい る衣類のポケットを探った。私が見つけたのは、ライターだけだった。 それは、客船脱出時から持っていたものの、タバコを忘れてきたために使うことのなか ったライターだった。 ライターの光はあの船から見えるだろうか? 確かに、船は近くを航行しているものの、ライターの光はあまりに微弱だ。 私は泣きそうになった。 なんでいつもこうなんだ!前は信号弾を上げても気付いてもらえなかった! 今度は近くを船が通過しているのに、アピールするものがない!! 私の脳裏を家族の顔が浮かんでは消えた。 会いたい! 妻の愚痴を聞いてやりたかった。 息子を褒めてやりたかった。 娘ともう一度会話がしたかった。 父に謝りたかった。 私はライターをじっと見た。 もはや手段を選んでいる暇はなかった。 これが助けてもらう最後のチャンス、そう思った私は、リュックからまりさの帽子を 取り出した。長い時間、その他の荷物や私の体重によって圧迫され、帽子は今やぺし ゃんこの布切れのようになっている。 「ゆ…ゆ?…おぼうし…ま…りさの…まりさのおぼうし!」 まりさが久々に見た自分の帽子の姿に、その弱々しい目を力いっぱい輝かせる。 その目には、お帽子を返してもらえる、という期待にあふれていることが簡単に読み 取れた。私は、即席ゆっくりはうすだった、発泡スチロールの中に、れいむのリボン、 非常食の包装、私の薄汚れたシャツを放り込んだ。 「返してくれるの!?まりさのお帽子返してくれるの!?」 最後にまりさに、サラダ油で一杯にした帽子を押し込むように被せ、発泡スチロール に入れて水に浮かべる。 「ゆびゃあああっ!!どぼじでごんなごどずるのおおおっ!!!ぬるぬるずるよぉ! きもちわるいよおおおおっ!!!」 よし、浮力は大丈夫だ。 私はまりさを軽く揺すり、発情させる。 「ゆゆ!?なにしてるの!?やめて!まりさはれいむとしか…ゆほぉぉぉっ!!!」 そして屹立したまりさのぺにぺににマニュアルの1ページで作ったこよりを差し込ん だ。 「ゆぎいいいっ!!!なにずるのおおおっ!!!いじゃいよおおおっ!!!ばでぃざ のぺにぺにでいたずらじないでぇぇぇっ!!!」 サラダ油は日常生活で火災の原因となるのを防ぐために、灯油などと比べて発火点が 高い。しかし、点火のために燃える素材があれば、サラダ油に引火させるものがあれ ば、その炎によって熱せられたサラダ油は燃え上がるのである。 私はサラダ油をまりさの上から全て振りかけ、ぺにぺにに突き刺さっているこよりに ライターで火をつけた。ぺにふぁいあである。 「やべで!!やべでね!!ひさんはざっざどぎえ…ゆぎゃあああああああああああ゛ っ!!!ばでぃざのぉっ!!!ばでぃざのべにべにがぁぁぁぁっ!!!」 暗い海の上で、ぺにぺにから炎を発しながら泣き叫ぶまりさの姿は滑稽であったが、 私の命をつなぐための希望の光だった。 私はさらに化学繊維で出来た私の服に火をつけ、それを洋上の発泡スチロールに素早 く突っ込んだ。しばらくして、服の炎はサラダ油に引火し、さらに燃え広がっていく。 「やべでええええっ!!!ごないでえええっ!!!どぼじでひざん、ばでぃざにいじ わるずるのぉぉぉっ!!?」 必死にぺにふぁいあをぺーろぺーろして消そうとするまりさ、しかし、ぺにぺにをぺ ろぺーろしようとしたまりさの舌を伝って、炎が、口内、顔の油へと引火していった。 「ゆぎゃあああああああああっ!!!ばでぃざのおがおが!!!ばでぃざのおがおが がじざんだよっ!!!あぢゅい!あぢゅいよおおおおっ!!!だじゅげでえええええ えっ!!!」 私はまりさに負けじと叫んだ。 「おぉぉぉぉぉぉぉぉぉいっ!!!ここだぁぁぁっ!!!たすけてくれぇぇぇっ!!」 まりさは炎の勢いを増し、燃え続ける。最近はサラダ油を餌代わりに摂取していたこ ともあってか、思いのほか良く燃えていた。火はシャツやゴミにも引火し、明々と漆 黒の洋上を照らす。 「おじざん!おねがいだじゅげでえええっ!!!ばでぃざをだじゅげでえっ!!!ば でぃざはおじざんどゆっぐりじだいよぉぉぉぉぉっ!!!ばでぃざをみずでないでぇ ぇぇぇぇぇぇっ!!!」 「おぉぉぉぉぉぉいっ!!!」 まりさの皮は炎に焼かれ、黒く焼け焦げた部分が、まるでまりさの体表を這い回る不 定形の悪魔のように広がっていく。 「おねがいでず!だじゅげでぐだざい!ばでぃざいいごにじまず!おじざんをみずで だりじばぜん!だがらおじざんもばでぃざをみずでないで!!!ぎょっぼぼぼぼっ! ばでぃざのおべべがああああっ!!!」 まりさの寒天の目が炎によって、どろりと崩れ落ち、めらめらと燃え上がる火はまり さの眼孔から餡子を焼き尽くしていく。船はすこしずつ進路をこちらに向けているよ うに見えた。気がついてくれたのだろうか? 「たすけてくれぇぇぇぇぇぇぇっ!!!」 私は塩で焼かれているのどを張り裂けんばかりに酷使し、叫び続けた。 その時、ボーッという汽笛の音が、朝の冷たい大気を引き裂くかのように轟く。 見つかったのだ!見つけてくれたのだ! 「ゆびゃあああああああっ!!!いやじゃ!!!じにだぐないいいいっ!!!だず げでっ!!!ばでぃざはゆっぐぢずるのぉっ!!?かっは?…あぎゃぎゃぎゃぎゃ ぎゃっ!!!」 まりさものどが焼かれているようだ。ただし、塩ではなく、炎で。 「ゆびーっ!!!ゆぎぎ!!?おみずざんだよっ!!!ばでぃざだじゅがっだ…わ ぎゃああああああっ!!!」 発泡スチロールにまで引火すると同時に、海水が侵入し、火が消えていく。その代 わりに傷口に海水が入り込むことで、塩による痛みが全身を襲った。 「ひぎっ!!!ひっぎぎぃぃぃっ!!!おでがび!!!ばでぃざをだじ!!!ばで ぃざばぼぼぼぼ…ごぼっ……」 だが、それも束の間のことだった。海水の浸入によってバランスを崩した発泡スチ ロールは転倒し、その中身を海中へとばら撒いた。そして、まりさも沈んでいった。 まりさは残りわずかな生の中で、何も見えない暗闇の中でゆっくりと自分の体が溶 けていく感覚を味わっていった。 まりさは焼死する寸前で、その運命を溺死へと変更されたのだった。 船が私のすぐ横に来たのは、まりさが沈んでから、20分後のことであった。 私の漂流生活は唐突に始まり、そして今、唐突に終わった。 私は無事、船に救助された。 今や、さっきまで私の全てであった救命いかだは折り畳まれ、甲板上にロープで固 定されている。 私は震えが止まらなかった。本当に救助されたことが嬉しくて、言葉では言い現せ られなかったが、ただ、嬉しさのあまりに泣いていた。 つい一時間ほど前までは、ずっと死ぬことだけを恐怖し、生きて帰れることをただ 願っていた。だが、人間とは欲深い生物だ。今となっては別のことが怖い。 私は楽しみな反面、怖かった、家族に再会することが。 あれだけ、遭難中は家族に会いたいと思い続けていたが、どんな顔をして帰ればい いのだろう?家族に何と言えばいいのだろう?それが分からなかった。 いや、それよりも、家族はどんな顔で私を迎えてくれるのだろう? その後、私は近海で私を捜索していた海上保安庁の船に移乗し、近くの港に下ろさ れた。 そこには家族がいた。 妻が泣いていた。息子が泣いていた。 引きこもりで二年以上部屋から出て来なかった娘もそこで泣いていた。 そして、 ああ ああ… お父さん… 私がやっと搾り出したのは 「ごめんなさい…ごめんなさい…」 それだけだった。 私を昔のように抱きしめてくれた父の手は、かつてのように暖かかった。 父の前で泣いたのは、最後に怒られて以来…そう、高校生のとき以来だった。 それはいつも通った道だった。 何一つ変わらない家路だった。 でも、今まで見たどの風景よりも、暖かく、懐かしく、そして、心からゆっくりで きる道だった。 家族みんなで家路を歩いたのは、何年ぶりだろう… 私は父の車椅子を押しながら、一歩一歩を噛みしめるように歩いていった。 私はゆっくりによって、死にそうになり、ゆっくりによって生きることが出来た。 私はあの時、れいむによって生かされたと思っている。 れいむが最後の最後で見せてくれた、ゆっくりとしての矜持に。 私の漂流は終わってはいない。 私の家族はまだ漂流している。 漂流している理由も、その状況もみんな違う。 だが、少なくとも今回の一件で、我々の目的地がどこにあるのか、気がつくことが できたような気がする。 だから、少しでも目的地に近づけるよう懸命に櫂を漕ごうと思う。 少しでも、私の愚かさによって失った時間を取り戻すために。 今度ばかりは自力で漕がなければいけない。 誰にも、流れにも、助けを期待するわけにはいかないのだ。 懐かしい玄関をくぐる。 家の臭いがすっと鼻に入ってくる。それは何よりもゆっくり出来る臭いだった。 「…ただいま…」 ― ゆっくり漂流記 完 ― 作:神奈子さまの一信徒 最後までお読みいただきありがとうございました。 また、楽しみに待っていてくださった読者の皆様、wikiや餡さいくろの編集を担当 してくださった方々、ありがとうございました。 なお、漂う命で述べたように、著者に船上での活動の経験はあっても、漂流した経 験はありません。おかしな描写等ありましたら、私の非力によるものです。 お目汚し失礼致しました。 過去作という名の一点突破の歴史 ふたば系ゆっくりいじめ 777 南の島のまりさ ふたば系ゆっくりいじめ 783 南の島の生命賛歌 ふたば系ゆっくりいじめ 793 南の島の葬送行進曲 ふたば系ゆっくりいじめ 817 南の島の風葬墓 ふたば系ゆっくりいじめ 827 南の島のスカーレットクロス ふたば系ゆっくりいじめ 846 南の島の天の河 ふたば系ゆっくりいじめ 866 あまりにも南の島のまりさ ふたば系ゆっくりいじめ 890 とてつもなく南の島のまりさ ふたば系ゆっくりいじめ 908 むらさの舟歌 ふたば系ゆっくりいじめ 932 まりさときのこ狩り ふたば系ゆっくりいじめ 958 うつほは舞い上がる、空高く ふたば系ゆっくりいじめ 992 北方ゆっくり戦史 二つの群れ ふたば系ゆっくりいじめ 1001 北方ゆっくり戦史 ヴェルギナの星の旗の下に ふたば系ゆっくりいじめ 1050 偽者の生きる価値 ふたば系ゆっくりいじめ 1117 ゆっくり漂流記 漂う命 ふたば系ゆっくりいじめ 1138 ゆっくり漂流記 抗う命
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ローテーション 10KB 『ローテーション』 一、 「「ゆっくちしちぇいっちぇにぇ!」」 ペットショップで買ってきた虐待用のゆっくり(100円)を箱から出すと、何も知らない赤ちゃんれいむと赤ちゃんまり さが満面の笑顔で挨拶をした。僕は二匹の赤ゆをじっと見ているだけ。赤れいむと赤まりさはそんな僕の反応が面白くなかっ たのか、 「ぷきゅぅぅぅ!ゆっくちしちぇいっちぇにぇ!」 「おにーしゃん!れーみゅがきゃわいくてあいしゃつしゃんもできにゃいの!?」 不機嫌そうに声を上げる。無言で赤まりさをつまみあげると手の平の上に乗せた。 「ゆゆっ?!たきゃいよっ!おしゃらをとんでりゅみちゃい!」 満足そうに歓声を上げる。無言の赤れいむは楽しそうな赤まりさを見て、 「ゆゆぅ…!まりしゃだけずりゅいよっ!れーみゅもおしゃらしゃんとびちゃいよっ!」 僕は赤れいむを無視して、赤まりさのぷにぷにな頬を人差し指でつついたり撫でたりして遊んだ。 「ゆゆぅん…おにーしゃん…しゅごくゆっくちできりゅよ…」 赤れいむは僕の視界に入るような位置で転げ回り、揉み上げを床に叩きつけながらぴーぴー泣き喚いた。構ってほしい一心 なのだろう。 「おにーしゃん!おにーしゃんん!れーみゅも…れーみゅもおおぉ!!!!」 僕が赤れいむに視線を落とすと、何かを期待しているかのような目でずっと僕のほうを見ている。僕は相変わらず赤まりさ をぷにぷにしたりして、そのたびに赤まりさがきゃっきゃと声を上げる。じっと僕を見続けていた赤れいむだったが、やがて 自分の望むように遊んではもらえないということをゆっくり理解したのか、 「ゆぐっ…ひっく…ぅ…ゆぇ…」 本当に悲しそうな表情でぽろぽろと涙を流し始めた。…あぁ…かわいいな、チクショウ…。慈悲の心が芽生えたので、 「れいむ」 声をかけられたにも関わらず、悲しみの感情のほうが大きいのか簡単に僕の方を向きはしなかった。 「お空を飛ばせてあげるよ」 その言葉に赤れいむはようやく、顔を上げて、僕のデコピンで吹っ飛ばされた。状況が飲み込めないのか赤れいむは涙目に すらならず、 「ゆっ?!ゆゆっ?!!」 キョロキョロと辺りを見回している。僕がデコピンで吹っ飛ばしたことすら気づいていないようだ。とはいえ、赤れいむの 顔の中心は真っ赤に腫れあがっている。中身が餡子の癖になぜ真っ赤に腫れあがるのか未だに理解できない。ただやはり後か らじわじわと痛みが襲ってくるのか赤れいむは、腫れあがった部分と同じくらいに顔を真っ赤にして、 「ゆびゃあああぁぁぁん!!!いちゃいよぉぉ!!!!」 声を張り上げて泣き喚く。大声で泣けば僕が優しくしてくれるとでも思ってるのだろうか。時折僕の方に視線を向けるのが 癇に障る。 「まりさ、ご飯にしよう」 「ゆっ♪まりしゃおにゃかぺこぺこだよっ!」 嬉しそうに微笑む赤まりさ。寂しそうに俯く赤れいむ。時折しゃくりあげる声と床にぽたぽたと落ち続ける涙が赤れいむの 悲しみを物語っていた。それより赤まりさは少しは赤れいむのことを気遣ったりしないのだろうか。本当に自分がゆっくりで きればそれでいいと思っているようだ。…クズだな。 「むーちゃ、むーちゃ…ち、ちちち…ちあわちぇえぇぇぇ!!!!!」 すぐ隣でご飯も与えられず、赤まりさの餌皿をただただ無言で涙を流しながら見ているだけの赤れいむには目もくれず幸せ 宣言する赤まりさ。自分と同じような境遇で、自分と同じような赤ちゃんゆっくりで、自分も同じように可愛がってもらえる と思っていた赤れいむは、赤まりさの傍を離れて箱に寄り添い、振り向くことはもうなかった。 体中(顔中?)を震わせて泣いているのが、背中(後頭部?)から伝わる。赤れいむのことなどお構いなしに餌皿のゆっく りフードを食い漁る満面の笑顔の赤まりさの横で、僕は冷ややかな笑みを浮かべた。 二、 「ゆぎゃあああああ!!!!いちゃいよぉぉぉぉ!!!!おにーしゃ…おに…しゃ…ゆっくちやめちぇぇぇぇ!!!!!」 僕は赤れいむの右の揉み上げに水糸を結びつけ、ハンガーから吊るした。何もせずとも重力で下に引っ張られている赤れい むに右の揉み上げは、あるべき姿を保とうと必死だ。その必死は、赤れいむにとっての激痛以外の何でもないわけだが。 「お…おにーしゃん…れいみゅがいちゃがってりゅよ…?やめちぇあげちぇにぇ…?」 赤れいむの必死の形相にさすがの赤まりさも不安になってきたのか、僕に赤れいむへの苛めをやめるようにお願いしてきた。 僕の返事はというと、ただ赤まりさの頭を撫でたり指先ですりすりの真似ごとをしてやるだけ。自分のゆっくり欲のほうが勝 るのか、 「ゆ…ゆゆぅん…」 すぐにご機嫌になる赤まりさ。一方赤れいむの方はもうまったく理解できない。理不尽極まりない。どうして赤まりさだけ が?自分も赤まりさと同じくらい可愛いのに!遊んでもらいたいのに!!痛みに多少は慣れてきたのか、赤まりさと遊ぶ様子 を見る赤れいむの目には悲しみを通り越して怒りの色すら見えた。…当然だとは思うけどね。 赤れいむの顔をつまみ、少しだけ引っ張る。 「ゆっぎいいィィィィ!!!????」 ミチミチ…という音が聞こえたので引っ張るのをやめた。目を見開き、口からは涎を流す赤れいむに赤ちゃんゆっくり最大 のステータスであるはずの“かわいらしさ”は微塵もなかった。 「どぉ…ちて…?」 「ん?」 「どぉちて…れいみゅだけ…こんにゃひどいこと…すりゅ…にょぅ…?」 赤れいむの悲痛な声は赤まりさにも少し堪えたのか、赤まりさも涙目だ。 「どうして、って…。僕は君たちを買ったんだ、100円で。何しようが僕の勝手だろう?道具の分際で自分がされてること の理由なんて求めちゃ駄目さ…。そのハンガー、喋るかい?喋らないだろう?道具だからさ」 「れいみゅ…どうぐしゃんじゃ…にゃいもん…ゆっくち…だもん…ゆっくち…しちゃいよぅ…」 「おにーしゃん!おにぇがいしましゅ!れーみゅをゆっくちしゃせてあげちぇくだちゃいっ!」 赤まりさの懇願。 「道具はね…使われ方を自分で選ぶことはできないんだ。使われて初めて、道具になれるんだよ?」 「でも…こんにゃ…ひどい…」 赤まりさの左頬をひっぱたく。乾いた音が部屋中に響いた。赤れいむも赤まりさも黙りこくってしまった。 「いいかい?君たちは道具。僕の道具。もっと言えば…オモチャだね。オモチャはオモチャらしく…僕に遊ばれてなよ」 二匹の赤ゆっくりはまだ何か言いたそうだったが、僕に見据えられるが怖いのかそれ以上喋ろうとはしなかった。その後も 吊るされた赤れいむにゴム鉄砲で射的をしてみたり、ゴムで顔の一部を弾き飛ばしたりして遊んであげたが、そのたびに涙と しーしーを撒き散らし、絶叫して赤まりさを震え上がらせた。 ようやく水糸から降ろされた赤れいむの元に赤まりさがぴょんぴょんと跳ね寄り、舌を使って赤れいむをなぐさめながら、 「ゆっくちいちゃくなくにゃっちぇね!ぺーりょ…ぺーりょ…」 箱から出されて初めて他者の優しさに触れた赤れいむは、また大粒の涙をこぼした。…喜劇だなぁ。 三、 翌朝。仲良く寄り添って寝息を立てている二匹の赤ゆの一方…。赤れいむをつまみ上げる。さすがに目が覚めたのか、不安 そうに自分の状況を把握しようとしている。そして、僕と目が合った瞬間、全身を震わせ瞳に涙を浮かべた。表情は恐怖に包 まれ怯えきっている。 「れいむ?昨日はひどいことしてごめんね?」 「…ゅ…?…ゆっ?」 意外としか思えない僕の言葉に赤れいむは、疑いの目で僕を見続けている。時折、目を反らしてはまた不安そうに僕をチラ ッと見る。僕は手の平に乗せた赤れいむの頭を人差し指で撫でた。指が触れた瞬間こそ、体をびくっと震わせ一筋涙がこぼれ たが、やがて、 「ゆ…ゆぅ……んゆぅ…?……ゆっ…ゆぇ…ゆゆぅ…っ!」 恐怖感が安心感に変わって行ったのだろうか、まず表情から恐怖が消え、涙が乾き、未だ涙目であることには変わりないが 口元が緩む。頬を染め、嬉しいような照れるような、そんな感情が窺い知れた。 「おに…しゃ…ゆっく…ゆっくちしっちぇってにぇ!!!」 元々が舌足らずなのと、複雑な感情も相まって言葉にはなっていなかったが理解をすることはできた。僕は赤れいむににっ こりと笑顔を向けると、 「ゆっくりしていってね!」 これで完全に元気と笑顔を取り戻した赤れいむは、僕の手の平の上をぴょんぴょんと跳ね回り、 「ゆっくち!ゆっくち~!」 声を上げた。その声に赤まりさがのそのそと起きてくる。楽しそうな僕と赤れいむの姿を見て、赤まりさも楽しくなってき たのか、 「ゆっ!おにーしゃん!ゆっくちしちぇいっちぇにぇ!!!」 笑顔の赤まりさを、無視する。聞こえなかったのかな?表情から赤まりさが何を考えているか理解できる。 「ゆ…ゆっくちしちぇいっちぇにぇ!!!!!」 次は大きめの声で僕に向かって挨拶をする。 「それじゃあれいむ、朝ごはんにしようか」 「ゆ…ゆぅ…?」 不思議そうな顔の赤まりさと裏腹に、赤れいむは 「ごはんしゃんっ!れーみゅ、ごはんしゃんたべちゃい!!!」 能天気なものだ。昨日、自分がどんな思いをしていたかはすっかり忘却の彼方らしい。さすがは噂の餡子脳。赤まりさはと いうと、この不可解な一連のやり取りにもやもやしたまま、僕と赤れいむの後ろをぴょんぴょん跳ねながらついてきた。 「むーちゃ、むーちゃ…ちあわちぇええええ!!!!」 どこかで見たような絵面だ。幸せ宣言する赤れいむ。たた赤れいむが餌を食べるのを見ているだけの赤まりさ。 「おにーしゃん!!れいみゅだけずりゅいよ!!!まりしゃにもごはんしゃんちょうだいにぇ!!ぷんぷんっ!!!」 違ったのは、抗議をしてきたことだろうか。もっとも、昨日の赤れいむは精神的にすでに参っていただけ…というのもあっ たかも知れないが、まりさ種のほうが精神的にタフというのは矢意先生の実験結果で立証されている。どんな実験をしたのか は知らないが。 毅然と抗議をする赤まりさの帽子を無言で奪う。するとどうだろう?匠の技で帽子を奪われた赤まりさは…見る見るうちに 泣き出すではないか。 「ゆんやああああああ!!!まりしゃのおぼうち…かえちちぇぇぇぇぇぇ!!!!」 100円でお手軽、朝ゆ虐。赤まりさの帽子を適当な場所に引っ掛ける。どう考えても届くわけがないのに必死にジャンプ して帽子を取り戻そうとする赤まりさ。赤まりさがジャンプした瞬間、着地する地点に竹串を置いてやった。あんよ(底部) に竹串が触れ、そのまま深々と赤まりさの体内を抉っていく。 「ゆぐぎぃぃぃぃぃぃ!!!!!!」 歯を食いしばり、この想定外の激痛に耐える赤まりさ。僕はそんな赤まりさの頭を押さえ、さらに竹串を深く刺し込んでい った。 「いぢゃいよぉぉぉぉぉぉぉ!!!やべぢぇ!!やべ…ゆ゛あ゛あ゛あ゛あ゛…ッ!!!!!」 その様子を見て、赤れいむは震えながら涙を流し、おまけでしーしーも漏らしていた。やはり精神的にはまりさ種のほうが タフなのか…。 結局、その日はずっと赤れいむと遊んであげ、赤まりさでも“遊んで”あげた。 四、 次の日、笑顔の赤まりさと、泣き声を上げる赤れいむ。二匹は気づいていないのだろう。一日ごとに愛で用、虐待用と使い 分けられていることに。気づく必要はないのだ。なぜなら、二匹は道具だから。オモチャに過ぎないのだから。 役割を与えられただけでもマシというものだ。ちなみに、僕のいじめは少しずつエスカレートしていき、五日目の夜に赤れ いむが死んだ。その翌日、赤まりさも死んだ。 僕はまたペットショップでゆっくりを買ってきた。 僕は知っている。消耗品は、消耗してなんぼのものだ、ということに。 そこに命など、ありはしないのだ。100円で売られている命など、命と呼ぶことはできないのだ。 *駄文、失礼しました。 余白あきの作品集 トップページに戻る このSSへの感想 ※他人が不快になる発言はゆっくりできないよ!よく考えて投稿してね! 感想 すべてのコメントを見る だよな、内臓があるちゃんとした生き物なら虐めるなんてありえないし出来ないしやってる奴がいたら殴ってでも止めるが饅頭は生き物じゃないから虐めるのに抵抗が無さそう -- 2013-10-05 16 49 58 ↓ゆっくりはおもちゃだからなwww -- 2012-03-06 22 39 20 道具に対する態度では無いな -- 2011-07-05 18 44 11 片方を愛でて片方を虐待するの素晴らしいな -- 2011-02-14 09 36 38 すっ!すっきりー!! 純粋に可愛い赤ゆの虐待って本当にQNQN出来ますね 愛でと虐待のギャップ効果でQNQN度倍増でしたw -- 2010-09-19 19 10 00 死ぬときの描写も欲しかったな -- 2010-09-13 22 49 53
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※俺設定注意 「ゆっくりしようね、れいむ!!!」 「ゆっくりしようね、まりさ!!!」 今、僕の家の中で嬉しそうに頬を摺り寄せるのは2匹のゆっくり。 れいむとまりさだ。 彼女たちは、「お菓子をあげる」という僕の誘いに乗ってここまでやって来た。 基本的に僕はゆっくりが好きだ。 人間の生首をデフォルメしたような容姿、なんとも言いがたい微妙な表情。それらが僕の関心を惹いて離さない。 一般的には愛でお兄さんと言われる部類の人間ではないだろうか。 でも、そんな僕が最近気にかかっている事がある。 ゆっくり全体、その繁栄の基盤を揺るがすような重大な事だ。 恐らくだが、このまま誰もが放っておいたらゆっくりは遠からず未来で絶滅してしまうだろう。 それは嫌だ。「僕の好きなゆっくり」には、この先もずっと生き残って欲しい。 だから僕はこの二匹を家へと呼んだ。 この部屋はこれと言った家具が無い。もし彼女たちが暴れても、何一つこちらも、あちらも損害を被る事は無い。 それに今からやる事は彼女たちにとっても良い事のはずだ。最初は悲しみこそすれど、後に僕に感謝するようになるだろう。 少なくともその事だけは確信している。 さぁれいむ、まりさ。 今から僕が、君たちの決定的な矛盾点を取り除いてあげよう。そうすれば君たちは生物としてより強くなれるはずだ。 そうすれば絶滅なんかしない。ずっと僕の好きなゆっくりで居られ続ける。 始めようじゃないか。 あかちゃんはとってもゆっくりできるんだよ! 「ゆ~ゆゆ~ゆ~♪」 「ゆっゆ~♪」 ふにふにと、頬を摺り合いながられいむとまりさは間抜けな歌声を晒している。 この二匹は、今現在「とてもゆっくりしている」状態にあった。 事の起こりは数十分ほど前。 いつもの様に日向ぼっこをしていた二匹の前に、男が現れてこう言ったのだ。 「美味しいお菓子をあげるから、うちに来ないかい?」と。 深く物事を考え(られ)ないゆっくり二匹。二秒と考えずに、男の誘いを快諾した。 彼に連れて来られたのは、ゆっくりの常識に当てはめるなら途轍もなく広いおうちだった。 そこの一室に通される二匹。勿論そこも、ゆっくりからして見れば異様なほど大きいおうちだ。 そしてそこに降って湧いた沢山のお菓子と男の「ここをれいむ達のお家にしていいよ」という言葉。 労せずしてれいむとまりさは誰もが羨むおうちを手に入れたという訳だ。 菓子を平らげ、そのままそこでゆっくりしだす二匹。 ゆーゆー歌を歌ったり、昼寝をしていたりするがゆっくりは基本娯楽に乏しい生活を送っている。 しかもつい先程巨大な住処を手に入れた二匹の取る行動と言えば、最終的にはたった一つ。 「ゆほおおおおお!!!れっ、れいむううううぅぅぅぅ!!!」 「まりさあああああああぁぁぁ!!!ゆうううぅぅぅん!!!」 交尾だ。 食・住が満たされれば即交尾に繋がる。他にやることが無いから。これは田舎の人間とかにも当てはまることだ。 今かなり(人間に対して)失礼な説明をしたが、とにかくこの二匹は生殖を選択した。 「ゆううううぅぅぅぅ・・・・・・すっきりー!!」 「んほおおおおおおおおお!すっきりー!!」 ほぼ同時に達する二匹。それに伴い、母親役のれいむからにょきにょきと生えてくる茎。 年中発情期のゆっくりは、交尾すればすぐさま子供が生まれる。 一部では例外があるものの、このれいむ達はその中には含まれなかったようだ。 異常ともいえるスピードで成長する茎。 まるで実が成るが如く、赤ん坊のゆっくりが茎の先に実っていく。 中々にこの全世界の生物にとって反常識的・冒涜的・嘲笑的な産まれ方だと言えよう。 「ゆううぅぅぅ~!!!あかちゃんがうまれるよおおおぉぉ~!!!」 「ゆっ!!」 「ゆっくち!!」 「ゆんっ!!」 「まりさのあかちゃん、とってもゆっくりしてるよぉ~!!!」 茎の先に実ってから生まれ落ちるまでたったの五分。 そのサイズに比べて余りにも早いスピードで赤ゆっくり達は生を受けた。 感動の涙を流す親ゆっくり。 命の尊厳を感じさせるには少々軽すぎる雰囲気だ。 「ああ、おめでとう。可愛い赤ちゃんだね」 「「ゆゆっ!!」」 赤ん坊に囲まれ、幸せの絶頂にいる二匹に声がかけられる。 この部屋をれいむ達に与えた男。れいむ達にとっては、優しいお兄さんだ。 「ゆっ!!おにいさんがれいむたちにりっぱなおうちをくれたから、かわいいあかちゃんがうめたよ!!」 「ありがとう、おにいさん!!あかちゃんたち、こっちにでてきてね!!」 「「「ゆぅ~?」」」 赤ゆっくり達を呼び寄せるまりさ。 男に赤ちゃん達を見せて、ゆっくりして貰おうというのだ。 可愛らしい赤ん坊達を、前に並ばせる。 「あかちゃんたち、かわいいでしょ!!ゆっくりしていってね!!!」 「おにいさんにはとくべつに、かわいいかわいいあかちゃんみせてあげるね!!!」 「「「ゆっ!!きゃわいくてごめんしゃい!!!」」」 こんなに赤ちゃんは可愛いんだから、きっとお兄さんもゆっくりできる。 そんな考えの下、れいむとまりさは誇らしげに胸を張った。 各々の赤ゆっくりも、それぞれ最も自分が可愛く見えるポーズをとっている。 「ああ、可愛いね。とってもゆっくり出来るよ」 笑顔を浮かべながら赤ゆっくりの前にしゃがみ込む男。 その笑顔を見て、お兄さんがゆっくりしていると思って嬉しくなるゆっくり一同。 とてもゆっくり出来る笑顔を浮かべたまま、男は右手を赤ゆっくり達の方に差し出して――― ―――そして、そのまま押し潰してしまった。 れいむとまりさの、動きが止まる。 にっこりと笑顔を貼り付けたまま、石膏の象のように動かなくなる。 二匹の視線は、億劫そうに手を振り、餡子をはらうお兄さんへ。 「「・・・・・・な゛に゛じでる゛の゛お゛お゛お゛ぉ゛ぉ゛ぉ゛!!!?」」 クワッと眼を見開き、ぶるぶると震えながら叫ぶ二匹。 今しがたのお兄さんの行動が理解出来ない。いや、そんなことよりも。 赤ちゃんが。とってもゆっくりした赤ちゃんが。赤ちゃんが死んでしまった。 「・・・え?何って赤ゆを潰したんだけど?」 さも当然、蚊が居たから叩き潰しました、とでも言うように答えるお兄さん。 何の感慨も無い。後悔の欠片すら見受けられない。 二匹はついさっきまで信頼に値していた筈の人間に対して、疑問をぶつける。 「どぼじであがぢゃんをごろじぢゃっだのおおおぉぉぉ!!!」 「あがぢゃんはどっでもゆっぐりでぎるのにいいいぃぃぃ!!!」 涙を流し、身を振りかぶりながら悲しみをアピールする二匹。 どうしてこんなに可愛い赤ちゃんを。赤ちゃん達ももっとゆっくりしたかった筈なのに。 悲しみに胸(無いけど)が引き裂かれそうだ。何故、何故こんなことを。 「ああ、それそれ。それだよ、それ」 そんな二匹の態度こそ、彼が懸念しているものだった。 ピタリと動きを止める二匹。一体何の事だろう。もしかして、なにかお兄さんがゆっくりできない事だったのかも――― ―――いや、そんな事はもうどうでもいい。どうしてこんな事したの。今はただ、赤ちゃんのために謝って欲しい――― 二匹の願いをよそに、彼は素気無く言い放つ。 「君達さぁ、野生動物でしょ?もうちょっとそれらしく生きたら?」 「君達ゆっくりは弱い。そりゃもう弱い。人に負け、犬に負け、鼠に負け、下手したら蟻にも負ける。 いや別にそれが悪いって事は無いよ。君達は『そういう風に』出来てると考えたら何もおかしい事は無い。 とてつもなく弱くて、ちょっとしたことですぐに死ぬ。だから沢山子を産まなきゃならない」 れいむとまりさは呆然としている。 お兄さんは、一体何を言っている?理解できない。いや、したくない。 「で、君達は所謂多産多死の生物なわけじゃないか。それは、問題ないんだ。 でもさぁ、そこからがおかしいんだよ。多産多死型の生物ってのは、基本的に親の助けを借りずに成長するんだよ。 マンボウとかさ、三億個も卵産むらしいけど親は一切面倒を見ないわけ。そんで自生して、成長するんだ。 他にも身近な所だと蟷螂とか、鮭とか・・・哺乳類は多分鼠辺りが該当するんじゃないかな?まぁ君達は哺乳類じゃないからどうでもいいけど」 まんぼうさん、かまきりさん、さけさん。ねずみさん。 それがどうした?それがれいむ達と、何の関係がある・・・・・・? 「いいかい、君達は、沢山産んで、沢山死ぬ。 なんで他の動物を見習わないんだい?子供なんかいくらでも産めるだろう? 一昔前は『あかちゃんしんじゃったから、またたくさんつくろうね!!!』とか言ってたじゃないか。 それが今では、人間並みに母性だの、愛情だの、そんな所だけ発達して・・・誰かが言ってたけど、それ、歪んでるとしか言いようが無いよ」 知らない。知らない。知らない。 昔なんて知らない。昔のゆっくりがそんな事を言ってたとしても、れいむ達には何の関係も無い。 歪んでる・・・誰がそんな事を決めた?れいむ達が、赤ちゃんを愛することがそんなに悪いのか? 「ぶっちゃけさ、君達にとって赤ちゃんなんてデコイ兼餌扱いくらいでいいと思うんだよ。 普段は産み捨てて、手元に置くなら外敵に対して囮にするか非常食として食べる。それくらいでいい。 レイパー・・・だっけ?そっちの方がまだ自然だとすら思うね、僕は」 赤ちゃんをそんな風に扱うなんて信じられない。 このお兄さんは、赤ちゃんの事を一体何だと思っているのか。 それに、レイパーだと。あんなゆっくりできないレイパーが・・・自然? 「このままだと、遠からぬ未来に君達は絶滅しちゃうと思うんだ、僕は。 そんなの嫌だ。僕はゆっくりが大好きでね。君たちの居ないこの世の中なんて、想像出来ない。 昔のようになれば、きっと君達は生き延びられる。だから僕は身近な所から手を打つことにしたんだ。 安心して、れいむ、まりさ。僕が君たちを、きっと立派に世界に『適応』させてみせる。矯正だよ」 そう言って、彼はにこりと微笑んだ。 れいむとまりさは何も言えない。言う気にすらならない。端的に言えば、絶望していた。 これから何が待ち受けているのかが凡その所、理解してしまった。『野生動物』に相応しい振る舞いをする矯正・・・それがどういうものなのか。 彼の指導の下、『矯正』日々が今、始まる。 大体は二匹の予想の通りだった。 毎日毎日子供を強制的に産まされ、そして色々なシチュエーションの下、殺していく。 ただ産み捨てる場合、雨の日の場合、寒い日の場合、虫や獣、人間に襲われた場合―――。 赤ちゃんたちの悲鳴が、れいむの心を壊していく。赤ちゃんたちの助けを呼ぶ声が、まりさの精神を磨り減らしていく。 徐々に、徐々に二匹の価値観は壊され、そして新しい価値観を刷り込まれていった。 そして、現在。 「おかーしゃん・・・・・・どうちて・・・・・・」 「ふん、うるさいよ!!!れいむはすっきりー♪できればいいんだよ!!!あかちゃんはひとりでかってにいきてね!!!」 「あんまりやかましくするなら、まりささまがたべちゃうのぜ!!!おまえらちびどもは、とってもおいしいのぜ!!!」 一匹で力無く震える赤ゆに、容赦ない罵倒を浴びせる親ゆ二匹。 言うまでもなく、かつてのれいむとまりさだ。 その表情は醜く歪み、赤子を赤子とも思っていないと言わんばかり。 赤ゆ・・・赤れいむは、多数の姉妹と一緒に産み捨てられた(お兄さんの家の庭に)。 親に会いたい一心でなんとかお兄さんの家に姉妹達と一緒に潜り込んだが、そこで待っていたのが親であるはずの二匹からのこの待遇。 既に半分以上の赤ゆ達は叩き出され、残りは食われた。今両親の前に立つのは、この赤れいむただ一匹のみ。 「おかーしゃん・・・おとーしゃん・・・すりすりしてね・・・」 「んほおおおおおおお!!!まりっざあああああああああ!!!」 「れいぶうううううう!!!れいぶのもぢはだはあいがわらずざいごうなんだぜええええええ!!!!」 泣きかける我が子を全く意に介さず、ネチョネチョと粘液を飛ばしながら交尾に耽る二匹。 今となっては二匹にとってこれが当然の事となっていた。 赤ちゃんは産み捨てる。運がよければ勝手に育つ。だから自分たちはひたすら子を作る。 産んだ後の事などは関知する必要などないのだ。だから目の前のガキもどうでもいい。 「すっきりー!!!・・・・・・ふぅ、おなかすいたね」 「それならあかちゃんをたべればいいのぜ!!ぶちっ!!むーしゃむーしゃ!!」 「お、おとーしゃんなにやっちぇるのおおぉぉぉ!!!?」 れいむの頭に生えた妹達を引き千切り、咀嚼する両親に対して赤れいむは恐怖さえ覚えた。 こんなに赤ちゃん作っているんだから、たまにはこうやって茎の状態からでも食べてもいい。自然界ではよくある事。 もはや二匹の価値観は完全に通常とは逸脱していた。いや、これこそが正しい姿なのか。 「まりさ、いまのあかちゃんたちだけじゃすくないよ!!!このあかちゃんもたべようよ!!!」 「ゆっ!!!いいかんがえなのぜ、れいむ!!!」 「ゆっ・・・ゆあああぁぁぁ!!!おとーしゃんおかーしゃんやべちぇええぇぇl!!!」 言うや否や赤れいむに襲い掛かるれいむとまりさ。 抵抗も出来ずに、噛まれ、潰され、絶命する赤れいむ。 二匹は幸せ。だってこんなに美味しい餌が食べられたんだから。たとえそれが、我が子の餡子だったとしても。 「んほおおおおおおおおおう!!!まりざあああああああああ!!!!」 「れいぶっれいぶうううううううううううううう!!!ゆっほおおおおおおおおおおお!!!」 一息つく間もなく、またネチョネチョと交尾を始める二匹。 惨殺した子供のことなど頭の片隅にも留めてはいない。 だってそれが自然なのだから。お兄さんが言ってた、本来のゆっくりなのだから。 最早理性と呼べるものがあるのかどうかも疑わしい饅頭二匹。 部屋の隅に佇んでいた彼はそんな二匹をじっと見つめている。 そして、ポツリと一言、こう呟いた。 「・・・うーん。これってゲスゆっくりだよなぁ。いかん、矯正しなきゃ」 おわり ――――― 書き溜めです。 要約するとゆっくりにリアリティを持たせたらゲスゆっくりになりました、とこんな感じ。 お兄さんはゲスも嫌いなら不自然すぎるゆっくりも嫌いな頭の可哀想な人です。 ゆっくりが絶滅だって。ゆぷぷ。ゆっくりは勝手に生えてくるのにね!!げらげら!!! このSSに感想をつける
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贈り物 20KB 虐待-普通 理不尽 調理 ツガイ 現代 独自設定 バレンタイン 贈り物 ※虐待薄め ※視点がころころ変わって読みづらいかも 1 虐チョコ 同じ職場にずっと気になっている人がいる。 しかしなかなか親しくなるきっかけがない。 そこでバレンタインデーに俺から彼女にチョコを渡すことにした。 ゆっくりを使った逆チョコならぬ虐チョコだ。 休日を利用して、材料集めに向かう。 ちぇん種は準通常種として比較的安価でペットショップなどで扱われているが、味は個体差が激しい。 通常野生のゆっくりは衛生面や未消化物の混入などの問題があるため、食用に使うのは避けられている。 その点実ちぇんのチョコレートは野生でも癖がなく、 独特のすっきりした甘味があるためお菓子の材料などによく使われている。 一説では、生まれた直後に実ゆが食べる茎に雑味成分が入っているとも言われ、 純粋な実ちぇんのチョコレートは茎に成っている時期にしか採れない。 このため通常のゆっくりに比べてコストが高くなり、 工場などで大規模に生産する以外の方法が難しい。 個人がちぇんを繁殖させて実ちぇんを採ろうとしても 一回に採れる量が5~6匹で少なすぎるため、 お菓子屋さんなどで買い求めるのが普通になっていた。 俺の場合、渡す人は彼女だけなので、実ちぇんは少なくていい。 野生のちぇんを捕まえてきて、適当なゆっくりとすっきりーさせる。 できた実ちぇんをチョコの材料に使えばいい。 夜、冬眠に失敗した野生のゆっくりたちがいる森に俺は来ていた。 おそらくその群れは春を待たずに全滅するだろうが、 その前に少しちぇんを拝借することにした。 懐中電灯で辺りを照らしながら進んでいくと、 獣道の途中で二匹のまりさが喧嘩をしていた。 「まりざがじゃまするからおぼうしがとんでっちゃったでしょぉ~!」 「まりざわるくないのぜ! あのおさがわるいのぜ!」 二匹とも帽子をつけていない。 野生にしては珍しいが、仲間割れで失ったのだろうか。 おさげで相手を叩いたりかみついたりして取っ組み合っている。 一匹のまりさのおさげをつかんで持ち上げた。 「おそらをとんでるみたい!」 「にんげんはじゃまするなだぜ! このまりさはまりさがこらしめるんだぜ!」 手に持ったまりさを地面のだぜまりさに振り下ろす。 「ゆべ!」 「ゆぎゃあ!」 二回目で餡子が飛び散り、 三回目で歯が折れて目が飛び出した。 四回目で手に持ったまりさのおさげがちぎれて、二匹とも虫の息になっていた。 「いぢゃいぃ……」 「ばりざのおめめざんどこいっだの……ででぎでねぇ……」 とどめに二匹を潰すと、冷たい風が吹いて、くしゃみが出た。 出来る限り厚着をしてきたが、気温は下がる一方だ。 早めに用事を済まそう。 しばらく歩くと大きな梅の木が見える場所に出た。 ここに来るまでは見なかったが、この場所にだけ生えているのだろうか。 梅の花が一輪だけ咲いていた。 近くの巣穴を覗くと、ゆっくりのつがいがいる。 れいむとまりさのつがいだった。 二匹ともぐっすりと寝ていて、その側には赤ゆが四匹いる。 赤まりさと赤れいむが二匹ずつだ。 れいむの頭にはなぜか茎がついていた。 この時期にすっきりをするとは、無計画にも程がある。 そのまま放置してもいいが幸せそうな寝顔が妙にムラムラきたので、 周りの土を集めて巣穴の入り口を塞いだ。 上に大きな石を転がして乗せれば冬篭り用結界の完成だ。 ただし内側からはどうやっても開けられない。 俺はその場を去った。 梅の木の根元に近づくと、二匹のゆっくりが眠っている。 ちぇんとみょんのつがいだった。 ちぇんの頭にも茎がついていて、実ちぇんが成っている。 この群れはすっきりしまくっているのか? と俺は不思議に思った。 しかしまあ、丁度いいや。 そっと手を伸ばして茎をもぎとる。 するとみょんが目を覚ました。 「みょんのおちびちゃんになにするみょん!」 「いてっ」 小さな枝をくわえて、必死に俺の手に突き立ててくる。 冷えた指に固い枝の感触が少し痛かった。 俺は小枝を掴んで、みょんの口の中に押し込んだ。 「むぐっ!」 みょんの後頭部らしき場所から枝の先が突き出る。 人間で言えば延髄を貫かれた状態だが、 中枢餡を傷つけるには至らなかったらしくまだ生きている。 「おちびちゃんとちぇんはっ、みょんがまもる、みょん……」 中身を吐きながらこちらをにらみつけるみょん。 死にかけの体でなお人間に抗おうとする姿は勇ましいが、 串刺しにされて宙吊りになっている状態では滑稽なだけだった。 手首をひねってみょんの口の中に指を入れる。 五本の指を全て押し込むと、中で握りこぶしを作った。 みょんの口が目いっぱいまで広がり端が裂ける。 「ゆぐふぐごぉぉ!!」 そのまま手を広げると伸ばした指が皮を突き破った。 口の端の傷口が広がり、みょんは真っ二つになった。 下半分がぼとりと地面に落ちる。 ちぇんも目を覚まし、周りの惨状に気付いた。 つがいのみょんは上顎から下がなくなっており、 頭の茎は人間に奪い取られている。 「みょおおん! どぼじでぇぇ! わぎゃらないよぉ~!」 ちぇんの帽子で手を拭く。 「やべでね! ちぇんのおぼうしがぁ~!」 帽子がなくて寂しがっているようなので、 帽子の代わりにみょんの上半分を頭に乗せてやった。 「ゆわ゛あ゛あ゛ぁぁ~!!」 半乱狂になっているちぇんを軽く殴って大人しくさせる。 チョコを吐いて苦しがっているが、死にはしない。 家に持ち帰り、野良まりさとすっきりーさせた。 ちぇんは拒んだが、ハッスルしているまりさに押しかかられて、 結局実ゆを実らせてしまった。 「みょん、みょん、どこいったの……わからないよ……」 まりさに後ろからすっきりをさせられている間、ちぇんはずっとみょんの姿を探していた。 巣穴で起こったことがいまだに信じられないようだ。 見て見ぬふりをして茎をもぎ取ると、実ちぇんをいただいた。 お菓子屋さんで買ってきたものも含めて、これで材料は揃った。 グラニュー糖と水飴に水を加えたものを鍋で充分に熱し、 ブランデーの入ったボウルに注ぐ。再びボウルから鍋に移す。 むやみに攪拌しないよう、容器を移し替える過程で自然に混ざるようにする。 できあがった液体をスポイトに入れて、足焼きした実ちぇんの中にひとつひとつ詰めていく。 「おちょーしゃん、おきゃーしゃん、どこぉ~!?」 「にゃんでうごけにゃいにょぉ~! わきゃらにゃいよぉ~!」 そのうち、もともとろれつの回らない赤ゆの口調がさらに怪しくなってきた。 「にゃ、にゃんだかきもちよくなっちぇきちゃよぉ~」 「おちょら! おちょ! とんぢぇる!」 ブランデーが中のチョコと混じって、実ちぇんは正常な活動ができなくなっていた。 そのうち中枢餡が溶け出して、実ちぇんたちは静かに永遠にゆっくりした。 冷蔵庫で冷やせば、即席ブランデーボンボンの出来上がりだ。 お菓子作りなんてやったことがないのでこれが精一杯だが、 無事に気持ちが伝わればいいのだが。 完成したちぇんを箱に詰めて、俺は当日を待った。 2 バレンタインですっきり 時間は少し戻り、男が群れを訪れる前。 長のぱちゅりーはない頭を抱えていた。 保存のきく食料が集まらなかったこの群れは冬篭りができず、 今まで全滅こそしなかったものの、凍死するゆっくりは後を絶たない。 次にもう一度気温の低い日が来たら全滅する可能性もある。 そしてもう一つ深刻な問題が群れにはあった。 深刻な食糧不足である。 2月も半ばにさしかかろうとするこの時期、山でとれる餌は少ない。 「むきゅ~ん、どうすればいいのかしら」 ぱちゅりーは群れのゆっくりたちを集めて、意思統一をはかることにした。 森の木々が開けた場所に様々なゆっくりたちが集まる。 「かわいいれいむのおちびちゃんにゆうっせんってきにごはんをあげてね! ごはんが足りないならまりさがとってくるよ!」 「どぼじでそんなこというのぉぉ~!」 「んほぉぉぉ! すっきりできるならごはんなんていらないわ! んっほおぉ!」 「わからないよ~!」 「ちーんぽ」 ゆっくりたちは各々の主張を繰り返すが、有意義なものは一つとしてない。 見かねたぱちゅりーが宣言した。 「しょうがないわ、すっきりーをきんしします」 群れが一瞬静かになったかと思うと、あちこちから悲鳴があがった。 「どぼじでぇぇぇ~!?」 ぱちゅりーが諭すように話し始める。 「むきゅ、あかちゃんが生まれるとそのぶんごはんもひつようになるわ。 でも、いまはわたしたちが食べるぶんだけでせいいっぱいなのよ」 「そんなのまりさがとってくればいいでしょっ! れいむはりっぱに子育てしなきゃいけないんだよ! りかいしてね!」 れいむは群れの状況を理解せず、自らの子供を増やし育てることだけを主張した。 ぱちゅりーがたしなめる。 「あなたが子育てをしても、むれ全部がゆっくりしてしまったら誰がえさをとってくるの? あなたはえさをとれないし、おちびちゃんもまだかりはできないでしょう」 「ゆうう! なにをいってるのかわからないよ!?」 「……そうね、あなたにはむずかしかったかもね」 ぱちゅりーは諦めて話を進めた。 「とにかく、すっきりーはきんし。けっこんっもだめよ。わかったわね」 「は~い……」 「どぼじでぇ~!」 消沈した雰囲気の中で、れいむの叫び声だけが空しく響く。 木の陰からその様子をうかがっている人間がいた。 男が群れを訪れる前に、同じように群れに来たもう一人の人間だった。 その手には手袋がつけられている。 人間は離れたところからじっとゆっくりたちの様子をうかがっていた。 やがて集まったゆっくりたちが各々の巣穴に帰りだすと、人間はその後を追った。 森には、一本だけ梅の木があった。 ここ数日の暖かさで花を一輪だけ咲かせているが、それ以上は増えていない。 夜になり、昼間に騒いでいたれいむとまりさは巣穴の中にいた。 それは、梅の木の近くの巣穴だった。 まりさは赤ゆたちを寝かしつけている。 「ゆぴ~。ゆぴ~」 幸せそうな顔をした赤ゆの寝顔が横に四つ並んでかすかに上下している。 赤まりさと赤れいむが二匹ずつだった。 「おちびちゃんたち、やっとす~やす~やしたのぜ」 「ゆふ~ん、ま・り・さ。すっきりしよぉ~」 「ゆゆ? なにいってるの? おさがすっきりしちゃだめっていってたでしょぉ!?」 「れいむは今すっきりーしたいんだよ! どぼじでそんなこというのぉ~!?」 れいむが自分の言い分を通そうとするが、まりさは拒んだ。 体を押し付けて迫るれいむを何とか避ける。 れいむが迫るとまりさが避ける、の繰り返しだった。 二匹がぬとぬとと揉めているところへ、巣の外から声が聞こえた。 「ゆっくりしていってね!」 「ゆゆ! だれなの?」 まりさたちが入口をみると、そこには一匹のゆっくりがいた。 いや、それは先ほどの人間だった。 人間は、ゆっくりの姿を模した手袋をつけていた。 ゲームセンターの景品にありそうな安物だった。 その手袋をつけた手だけを、小刻みに動かしながら声色をつかう。 巣の中のれいむたちには、まるで手袋が喋っているかのように見えていた。 「ゆっくりしていってね!」 「ゆぎゃぁぁ! こないでねぇ~! まりざはおいじぐないよぉ~!」 「ゆうぅ~、れいむたちのあいのいとなみをじゃましないでね!」 「おきゃーしゃん、ねむれないよぉ~」 突然現れた、よくわからないゆっくりに、思い思いの反応をするゆっくりたち。 赤ゆたちもその騒ぎに起き出してきた。 人間は、わけもわからず騒ぐまりさに問いかける。 「すっきりしたくないの? れいむはすっきりしたがってるよ?」 「ゆ……でも……おさが」 「これでも?」 人間がまりさの体を後ろから掴んで揺すぶる。 目を見開いてぽかんとした表情のまま揺られていたまりさの顔が、 次第に緩み、目がとろんとしてきた。 「ゆゆゆゆゆぅっふ~ん」 「素直になっちゃえよ、ほらあああ」 「ゆふぁ~ん、れいむ、まりさなんだかきもちよくなってきたよぉ~」 「まりさ、すっきり! すっきりしよっ!」 振動によって興奮状態になったまりさは、もはや自制心を失っていた。 れいむの求めにも素直に応じる。 そして濃密な餡子の絡み合いが始まった。 「んほぉぉぉ~!」 「すごいよ、れいむぅ~!」 「ぴゃぴゃ……みゃみゃ……?」 「なにやってりゅにょぉ~! きょわいよぉ~!」 赤ゆたちは親達のあられもない姿を目の当たりにしてぷるぷると小刻みに震えている。 赤まりさの一体はおそろちーちーを漏らした。 やがてすっきりを終えると二匹は眠りに落ちた。 れいむの頭には茎が生えて実ゆが成っている。 赤ゆも泣きつかれて再び寝ている。 その頃には人間の姿は見えなくなっていた。 梅の木の根元。 ちぇんとみょんが寄り添っている。 冷たい風が二匹の肌を撫でて、思わずちぇんは声をあげた。 「ゆひゃ~さむいよぉ~」 「けっこんっすればふたりでいっしょのおうちでねられるみょん」 「おさがけっこんっはだめだっていってたんだよー」 「そんなのかんけいないみょん……! みょんはちぇんといっしょにもっとゆっくりしたいんだみょん!」 「ちぇんもだよー……でも、おさのいうことはきかなきゃいけないんだよーわかってねー」 ここでもゆっくりたちの問答が繰り返されている。 まだつがいになっていない若いゆっくりのようだ。 ぱちゅりーの出したおふれによって、二匹の間にすれ違いが生じていた。 そこへ再び人間が現れた。 「何でもいいから、早くすっきりしていってね!」 人間は木の陰に体を隠し、手袋だけをちぇんたちに見えるように動かしている。 二匹にはそれが、宙に浮かんでいるように見えた。 「ゆわぁぁぁ~! おそらをとんでるゆっくりがいるよぉ~!」 「ち、ち、ちぇんをきずつけたらゆるさないみょん! あっちいけ!」 みょんが小枝を口にくわえて振り回しながらその場で飛び跳ねる。 当然人間の持っている手袋には届かない。 「落ち着いて聞いてね! けっこんっしたいんでしょう?」 「ゆゆゆ、どうしてしってるの?」 「自然とわかるんだよ」 「す、すっごいよー!」 (まあ、さっきから木の裏にいたんだけど) 人間は内心をごまかして続ける。 「好き同士なら、問題ないよ。いっぱいすっきりしていってね!」 「そうだみょん! いいこというみょん!」 「わからないよー、おさとどっちがただしいのー?」 みょんは無責任に賛同し、ちぇんは悩んでいる。 (面倒くさいな、早くやってしまえ) 人間は木の陰から出した足の爪先でちぇんを軽く揺らした。 潰さないように気をつけながら細かい振動を与えていく。 「わわわわからないよよぉぉー」 「ちぇん、どぼじだのぉ~!」 「ゆひゃぁん、み、みょん、みにゃいでぇ~」 「ちぇん、な、なんだか、すっごくかわいいみょん! はずかしがってるかおが、たまらないみょん! みょんのはくろーけんがのーびのーびしてきたみょん!」 (単純だなぁ、こいつら) 人間が後ろから軽く爪先で押すと、ちぇんは体ごとみょんにぶつかり、 待ち構えていたみょんの固く尖ったぺにぺにがそのまむまむに潜り込んだ。 「ゆぺ! だめぇ~」 「ちぇんっ! もうがまんできないちーんぽ!」 二匹は折り重なるように倒れ込み、そのまますっきりーを始めた。 ちぇんの頭には、もう茎が生え始めていた。 くっつきあう二匹を残して、人間はその場を離れた。 その後も人間は群れのいたるところですっきりを勧めて回った。 その様は、かつてのローマ帝国で士気が下がるとして兵士達の結婚が禁じられたとき、 ひっそりと彼らと若い娘を結婚させた聖ウァレンティヌスのようであった。 ただし、こちらの人間は半強制的にすっきりをさせていたが。 人間の目的は、すっきりで生まれる実ゆだった。 聖ウァレンティヌスのご利益かどうか、ゆっくりたちはかつてなくすっきりを繰り返した。 群れには大量の実ゆが生まれている。 後はそれを回収するだけでよかった。 しかし、その目論見は一匹のゆっくりによって暴かれようとしていた。 「そこまでよ!」 人間は懐中電灯を手に森の中の獣道を歩いていた。 そこへむきゅーんという音とともに、人間の前にぱちゅりーが躍り出る。 「わるいにんげんさんのたくらみは、ぱちぇがみやぶったわ!」 人間は立ち止まった。 ぱちゅりーの側には二匹のまりさがいる。 ゆっくりたちにすっきりをさせている姿を見て先回りをしたようだ。 「ゆっへっへ、おさにさからうとはばかなにんげんなのぜ」 「まりさたちがやっつけてやるよ! こわがってね!」 だが人間はぱちゅりーの帽子をいとも簡単に奪ってしまった。 「ゆんやぁぁぁ! ぱちぇのおぼうしがえじでぇ!」 「おさぁぁ! どぼじでぇぇ!?」 「こいつ、群れの長かな? ちょうどいいからこれ借りてくよ」 人間は帽子を被ると、二匹のまりさに向かって言った。 「お飾りのない、ゆっくりできないぱちゅりーがいるよ?」 「ゆゆ? おさ、いつのまにそっちへいったのぜ!?」 「ゆっ、こんなところにゆっくりできないぱちゅりーがいるよ!」 まりさたちは、長が急に消えて現れたので少し戸惑った。 なんだか高い所にいるし、声も違うみたいだ。 しかし、長は長。その言葉の意味するところに従った。 「ゆっくりできないくずはせいっさいっなのぜ!」 「むぎょ!」 ぱちゅりーは押し飛ばされて木の根元にぶつかった。 クリームを少し吐いた。 「ゆべ……わだじはおざよっ……ばりざぁ」 「おさはあっちだぜ! なにいってるんだぜ!」 「ゆぎゅぷぁっ!」 まりさがぱちゅりーの上に乗ると、中身が全て口とあにゃるから飛び出す。 ぺちゃんこになった皮を踏みにじりながら、まりさは誇らしげに言った。 「おさ、ゆっくりできないぱちゅりーをせいっさいっしたのぜ!」 「えらいえらい」 人間は関心が無さそうに言うと、二匹のまりさの帽子をとりあげた。 「なにするのぉぉ~!?」 「かえすんだぜ、おさでもまりさのおぼうしとったらしょうちしないんだぜ!」 人間はまりさの帽子のほつれを見つけた。 おそらく木の枝か何かにひっかけてできた傷が走っている。 そこに指を突っ込んで、一気に引き裂いた。 人間はただの布切れになったそれをもう一つの帽子と共に地面に落とす。 「ゆんやぁぁぁ~!」 「バイバイ、仲良く分けなよ」 「おまえなんておさじゃないぃぃ! むこういってね! ぷくー!」 「ぷくー! だぜぇぇ!」 人間は森の中へ消えた。 残された二匹のまりさは、泣きながら人間が消えた方角にぷくーを繰り返していた。 やがて無駄だと気付いたまりさが落ちている帽子を拾おうと歩き出す。 そこへ、だぜまりさがまりさに軽く体当たりして、邪魔をした。 「なにやってるんだぜ?」 「なにって、おぼうしさんひろうんだよ、ばかなの?」 「……それはまりさのだぜ、まりさにわたすんだぜ」 「なにいってるのぉぉ~!? まりさのはそっちにあるでしょぉ!」 「おぼうしさんがこんなになっちゃったらゆっくりできないでしょぉ~!まりざのをよこしてね!」 二匹は帽子をそっちのけにして喧嘩を始めた。 やがて梅の木を揺らした強い風が吹いて、ぼろぼろになった帽子の切れ端と、 まだ無事な帽子が両方飛んで行った。 「……あ」 帽子のない二匹は固まったまま呆然としていた。 取っ組み合いになるまで時間はかからなかった。 翌日、長の招集で集まったゆっくりたちの中には、頭に実ゆの成った茎をつけた個体が目立った。 昨夜の人間が巣穴にいたゆっくりたちのほとんどにすっきりーをさせたためである。 本来なら巣穴の中で休んでいるのだが、長が全てのゆっくりにわけ隔てなく 集まるように言ったためこうして広場に集まっているのだった。 長は辺りのゆっくりを見回すとこう言った。 「おちびちゃんを頭につけている人は、こっちに来なさい」 何匹かのゆっくりはびくっと震えた。 長の言いつけを守らずにすっきりーした結果、 群れのゆん口は一気に増えてしまった。 そのことで長に怒られると思ったからである。 昨夜の不思議な訪問者のことは群れの誰もが知っていたが、 長に話しても信じるとは思えなかった。 「あ、やっぱりちぇんだけでいい」 何故自分たちだけなのかわからないまま、ちぇんが長の前に並んでいく。 長はちぇんの頭についている茎を毟り取っていった。 「ゆああぁぁ~! ちぇんのゆっくりしたあかちゃんがぁ~!」 「どぼじでこんなことするのおぉ~!」 「わぎゃらないよぉ~!」 長は実ゆを潰さないように気をつけながら、茎をまとめて集めていく。 そして全ての茎をちぎり終わると、クーラーボックスに実ゆだけを丁寧に収めていく。 一匹のちぇんが疑問に思って尋ねた。 「おさ、おちびちゃんをいったいどうするの? わからないよー……」 「ん? そうか、もう帽子はいらないんだ」 長は帽子を脱ぎ捨てると、立ち上がってクーラーボックスを背負った。 そこにはさわやかな笑顔のお姉さんが立っていた。 「じゃあね。実ゆくれて、ありがとう」 昨夜からゆっくりたちをすっきりさせまくり、無事に目的の 実ちぇんを手に入れたお姉さんは、山を下りて行った。 後には、呆然とするゆっくりたちだけが残されていた。 3 当日 バレンタイン前日の夜、お姉さんは台所にエプロン姿で立っていた。 「ふんふ~ん」 台所には所狭しと調理器具が並べられている。 誰かのために手作りチョコを作るようだ。 お姉さんはクーラーボックスから大量の実ちぇんを取り出した。 「わきゃ、わきゃらにゃいよ~」 「ぶるぶるしゅるよぉ~」 何匹かは辛うじて生きているが、ひどく衰弱している。 お姉さんは一匹一匹からチョコを搾り出し、ボウルに入れた。 「ぷぎゅ!」 「やめちぇにぇ! やめちぇ……ぴきゅっ」 尻尾をつかみしごき上げるようにして中身を押し出すと、 飛び出したチョコがボウルの中に落ちる。 お姉さんは苦労して全てのちぇんの中身をボウルに入れた。 取り出したチョコを二つに分け、片方を湯せんにかける。 店売りのぱちゅりー種の生クリームを煮たものをもう片方のボウルに注ぎ、泡立て器で混ぜる。 しばらく涼しいところにおき、ちょうどよい固さになったら絞り袋に入れて搾り出す。 棒状のチョコを冷蔵庫で冷やし、固まったら包丁で一定の大きさに切っていく。 団子のような塊を手のひらで丸め、きれいな球にした。 湯せんにかけて溶かしたチョコレートを手につけ、 チョコレート球を転がしてコーティングしていく。 表面がまんべんなくチョコで覆われたら、 バットの中に入れたシナモンパウダーと粉砂糖を混ぜ合わせたものの上で転がす。 お姉さんが8個の生トリュフを作り終えたときには、深夜になっていた。 「よしっ! 間に合った!」 手で汗を拭うお姉さんのおでこにチョコが少しついた。 達成感がお姉さんの胸を満たした。 お姉さんはどきどきした気分で眠りについた。 翌朝、お姉さんが出勤すると、午前中なのになぜかみんな出払っていて二人きりだった。 お姉さんは意を決して、目的の男にチョコを渡すことに決めた。 「あの……」 男に声をかけると、わずかに肩を震わせて振り向いた。 「あっ、き、今日バレンタインですよね」 声が裏返った。 「これ、よかったらもももらってください」 「じゃあ俺からも……」 男が、箱を取り出して私に見せた。 お姉さんはぽかんとしていた。 「ただのブランデーボンボンだけど、一応自分で作ってみたんだ……もしよかったら」 お姉さんはこくこくと頷く。 「あ、嫌いだった?」 ぶるぶると首を横に振る。 「あーよかった。いらないって言われたらどうしようかと」 「私も……貰ってもらえてよかったです」 その後お姉さんと男は一緒に昼食に行った。 同じ群れに実ゆを採りに行ったことなどで盛り上がった。 どちらも楽しそうに笑っていた。 その日は数日前からの暖かさから一転、過去最大の冷え込みを記録した。 二人を祝福するように、例年より遅めの雪が降ってきた。 雪は街も野山も白く染めて、ゆっくりたちの群れにもやって来た。 「じゃぶいよぉ~!」 「ゆきしゃんきょわいぃ~! まりちゃのうえにこないでにぇ!」 「おざぁ~! どごいっちゃっだのぉ~!?」 群れのゆっくりたちは長を失い、どうすればいいかわからないままうろたえていた。 寒さで動けなくなるもの、巣にこもったまま凍死するもの、 全ての上に平等に雪は覆い被さった。 冬篭りに失敗した群れは、こうして全滅した。 その後二人はいい雰囲気になったところで、食後に男から貰ったボンボンを食べて 酔ってぶっ倒れたお姉さんを男が慌てて介抱したが、それは別のお話。 終わり 前作に感想くれた方、どうもありがとうございました。 小ネタのつもりが長くなってしまいました。 感想や指摘などいただけると幸いです。 過去に書いたもの ふたば系ゆっくりいじめ 898 赤ゆ焼き トップページに戻る このSSへの感想 ※他人が不快になる発言はゆっくりできないよ!よく考えて投稿してね! 感想 すべてのコメントを見る リア充爆発しろ!! お姉さんの「すっきり誘導」しているときの格好が滑稽www -- 2018-02-25 00 32 33 おさはきみたちが永遠にゆっくりさせちゃったよ どぼじでえー -- 2014-04-25 06 22 13 面白かったよー ちぇんはかわいいねー -- 2012-07-06 20 25 22 リア充爆発しろ -- 2010-11-24 17 40 08
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『ゆっくるしんでね!』 11KB 虐待 実験 妊娠 赤ゆ 現代 最初の予定と全然違う終わり方 ゆっくるしんでね! ポマギあき 蠱毒(こどく)という物を知ってるだろうか。壺の中に大量の虫を入れ、争わせる。 そして最後に生き残った虫を用いて呪いをかけるという、それは惨たらしいものだ。 私はこれをゆっくりで行った。大きなダンボールの中、餌もなく水もなく、ゆっくり達は殺し合った。 最終的に生き残ったのは、まりさだった。まりさを、何もない新たなダンボールに入れる。 そして、同じようにして生き残ったれいむ、ちぇん、ありすを、まりさのいるダンボールへと入れる。 そこでまたしても争わせる。餌がない為、ゆっくりを喰らい続ける事になる。 またしても、生き残ったのはまりさだった。ダンボールから取り出し、私は挨拶をしてみる。 「ゆっくりしていってね!」 「ぎゅえええええええええええええ!! ぐるじいいいいいいいい!! ぐるじいいいいいいいい!!」 返り血ならぬ返り餡子に塗れたまりさ。私の挨拶も、まりさには届かなかった。 まりさはそのまま涙を流し、苦悶の表情を浮かべながら苦しいと叫び続ける。 さて、蠱毒と違って私は、まりさを呪いに使わない。私が望むのは、苦しみのゆっくりだ。 「ぐるじいいいいいいいい!! ぐるじいよおおおおおおおおお!!」 すっかり発狂してしまったまりさに、私は精子餡と呼ばれる物を注射した。 その薄ら白い液体は、人間のそれを想定させる。そして見た目と名前通り、それを注射されたゆっくりは妊娠する。 私が用意した精子餡の種類は、まりさ種。まりさは、まりさの赤ん坊を孕む事になる。 「ゆぎいいいいいい!! ゆぎいいいいいいいい!! おぢびぢゃんでぎぢゃっだあああ!! ぐるじい! ぐるじいいいいいいい!!」 赤ゆっくりを身籠もった事に苦しみを訴えるまりさ。 まりさの態度とは対照的に、まりさの額からは緑々しい茎が伸びてきた。実ゆの飾りや、表情はまだ分からない。 それから一週間の間、私はまりさに餌を与え続けた。餌は勿論、そこいらでたっぷりと苦しめたゆっくりの中身だ。 飾りを添えて、死臭を撒き散らしながらまりさの元に差し出す。 「ぐるじいいいいいいい!! ぐざいいいいいいい!! ゆっぐじのしたいだあああああ!! むーじゃむーじゃ…ぐ、ぐるじい!まずいいいいい!!」 あれほど苦しめたのだ。十分甘いはずなのだが、まりさはそうでないという。むしろ、まずいと云われた。 私は指でそれを掬って舐めてみる。濃厚な甘さと、クリーミーな食感が私の満腹中枢を刺激した。 「ぐるじいいいいいいいいい!!ぐるじいいいいいい!!もっどだべるうううう!!むーじゃむーじゃ…まずびいいいいいいい!!!」 まずいと云いつつも、まりさは食べる事を止めなかった。そして、喉が渇いた頃には水をやった。 水は、ゆっくりが出すしーしーだ。勿論、これも恐怖に戦(おのの)かせて失禁させたものだ。 「ごーぐごーぐ…ぐざいいいいいいいい!! ぐるじいいいいいいい!! ぐるじいいいいいいい!!!」 睡眠の時も、それは安らかではなかった。奇妙な寝言をたてながら、まりさは苦悶の表情のまま眠りに就いた。 「ゆびー…ゆびー…ぐるびー…ぐるじー…ぐるじーよぉ…ゆぎゃー…ゆぎゃー…」 結局、まりさは餌や水を食べながら、涙を流して苦しいと訴えた。睡眠の時でさえも安らかではなかった。 一週間が終わり、その次の日にそれは起こった。私は起床して早々、まりさの様子を見た。涙こそ止まっているものの、相変わらず苦悶の表情。 「ゆっぐるじんでね!う、うばれるよ!?」 謎の挨拶を私に投げかけると、赤ゆ達が茎から落ち始めた。ポトポトと落ちると、それぞれが苦悶の表情で一斉に挨拶をした。 「りゅうざんぢぇ、ぎゃおをあらうがごぢょぐゆっぐるじんぢぇにぇ!?」 「はりぢぇ、おびぇびぇをじゃじゃれぢゃようにゆっぐるじんぢぇにぇ!?」 「びるぎゃらどびおりぢぇ、のうりょうをぶぢまぎぇるがのようにゆっぐるじんぢぇにぇ!?」 「ゆうううううううううう!! どっでもぐるじぞうなおぢびぢゃん…ゆっぐるじんでね!!」 「「「ゆっぐるじんぢぇにぇ!!!」」」 生まれたのは赤まりさ三匹。親子揃って、ゆっくるしんでねという挨拶を用いている。 私は驚いた。二世代としない内に、ゆっくりにとってのゆっくりが変化したのだ。 硫酸で顔を洗うが如く、針でお目々を刺されちゃうように、ビルから飛び降りて脳梁をぶちまけるがのように『ゆっくるしんでね!』。 それは恐らく、蠱毒の中で理不尽に食い殺されたゆっくり達の中身のせいだろうか。 この世を恨み、憎んでも憎みきれないまでの言葉。 『ゆっくるしんでね!』 それには、ゆっくりと苦しめと云う意味が込められているのだろうか。今現在の私には、それは理解できなかった。 「ゆ…ゆやあああああああああああ!!おにゃぎゃへっぢゃよおおおおおお!!もっぢょぐりゅぢぐぢぢぇええええええ!!」 「ぐりゅぢいよおおおおお!!おにゃぎゃしゅいぢぇぐりゅぢいよおおおおおおおおお!!」 「ぢょっぢぇもゆっぐりゅじいよおおおおおおお!!」 「ゆ…おぢびぢゃん…もっどいっばいゆっぐるじんでね…ゆっ!ゆっ!」 相変わらずの苦悶の表情の最中、赤ゆ達は腹が減ったと宣(のたま)った。 まりさはすっかり親としての体面を見せ、茎を落とす。落ちた茎は緑々しい色から、徐々に赤黒い、こびり付いた血のような色に変わっていった。 「にゃにごりぇえええええええええ!!?ぢょっぢぇもゆっぐるじんぢぇるよおおおおおお!!」 「ゆんやあああああああああああああああ!!ぐりゅじぐにゃれりゅううううううう!!」 「ゆぎゃあああああああああ!!ぐりゅじいの、ゆっぐるじいにょおおおおおおお!!?」 「ゆっぐるじむおぢびぢゃんは、ごれをだべで、いっばいぐるじんでね!!」 「「「ゆっぐるじんぢぇ、りぎゃいじぢゃよ!!!」」」 「むーじゃむーじゃ…ぢょっぢぇもまじゅいいいいいいいいい!!」 「むーじゃむーじゃ…ぐるぢみにょあじいいいいいいい!!」 「むーじゃむーじゃ…べろしゃんがひっががれりゅうううううううう!!!」 赤ゆ達の語彙にも驚いたが、赤黒い茎に貪りつく様子を見て私は更に驚いた。 赤ゆ達が茎に噛みつく度に、その傷跡からおどろおどろしい血のような赤い液体が流れ出す。 「「「ゆっぐるじんぢぇにぇ!!!」」」 三匹は茎を食べ終えた。赤い液体が、床を染めていた。私はそれが何なのか突き止めようとは思わなかった。 それ程までに生々しいもので、まして食べようだなんて事は絶対にしたくなかった。 「ね、ねぇ、まりさ?」 私は唐突に話しかけてみる事にした。 「おねーざんなあに?」 「ゆっくるしむってどういう意味かな?」 「ゆっぐるじむはね…ぐるぢいいいいいいいいいいい!! じぬうううううううううう!! ゆぎゃああああああああああああ!! ぼうやだああああああああああああ!! ゆぎいいいいいいいいいい!! おべべがああああああああ!! あああああああおぼうじがあああああああ!!! …っでいうのがゆっぐるじむなんだよ…ゆっぎぃ!!」 やはり、苦しみという点については私の解釈で合っているようだ。『ゆっぎぃ!』とは『ゆっへん!』のつもりなのだろうか。 こいつらを野に放ったら一体どうなるのだろう。生態系の事も碌に考えず、私は四匹を近くの公園へと連れ出した。 「おぞらになげられで、ごろざれるみだい!」 「「「ぢょっぢぇも、ゆっぐるじいよ!」」」 何だか物騒な言葉が聞こえてくるのを無視して、私は公園の植え込みへと四匹を置いた。 「ゆぎいいいいいいい!! いぎうめにざれでゆっぐるじむううううううううう!!」 「ゆやああああああああああああ!! ありじゃんにだべりゃれぢぇ、ゆっぐるみゅむうううううううう!!」 「ごごがらおぢぢぇ、ごんぐりーぢょのがべにぶづがっぢぇゆっぐるじみゅううううううう!!」 「ゆぎゃああああああああああああ!! ゆっ…ゆっ…ゆっぎゃあああああああああああぐらい、ゆっぎゅるじむううう!!」 最早滅茶苦茶な四匹ではあるが、その大声を聞きつけ駆けつけてくるゆっくりが一匹いた。ありすだった。 「ゆ! とかいはじゃないわ! おねえさん! よわいものいじめは、とかいはなありすがゆるさないわよ!!」 「別にいじめてないよ……ねぇ? まりさ?」 「ゆぎゃあああああああああああ!! いじめられるほどのがぢがなぐでゆっぐるじむううううううううう!!」 「ゆっぎいいいいいいいいいいいい!! がぢのにゃいおぎゃあじゃんがらうばれぢゃ、まりぢゃはゆっぐるじみゅうううううう!!」 「ゆんやああああああああああ!! そんなおねーぢゃんをもっぢゃ、まりぢゃはぢょっぢぇもゆっぐるじみゅううううう!!」 「ゆぎいいいいいいいいいいいいいいい!! ゆぎゃあああああああああああ!!ゆっぐりゅじみゅううううう!!」 ありすは先程の堂々とした顔つきから一転し、途端に困惑した顔になる。 「ゆ、ゆぅ?な、なんなの…このゆっくりたち…おかしいわ…」 「おがじいでいわれだ! おがじいっで! おがじずぎで」 「「「「ゆっぐるじいいいいいいいいいい!!!」」」」 「あじずもごっぢがわにぎなよおおおおおお!!どっどもゆっぐるじむんだよおおおお!!?ゆっぎぃ!!」 「「「ゆっぎぃ!!!」」」 苦しみ親子は、徐々にありすににじり寄る。 「ゆ!? ゆ、やめてね! い、いなかものはこっちこないでちょうだい!」 「なんにもないぐぞいながじゅっじんで」 「「「「ゆっぐるじいいいいいいいいい!!!」」」」 「ゆ…ゆんやああああああああああああああああああああ!!!」 親まりさを筆頭に、苦しみ親子はありすを取り囲んだ。そしてありすの体の至る所に額を擦り始めた。 何らかの粘液が分泌され、ネチョネチョと音を立てている。粘液をよく見ると、半透明の中に血のように赤い液体が混じっていた。 「「「「ゆっぐるじむぅ! ゆっぐるじむぅ!!」」」」 「ゆっぎゃあああああああああああ!!なにごれえええええええ!!ぐ、ぐりゅじいいいいいいいいいい!!!」 「「「「ぽっくりぃ!!」」」」 「ゆぎいいいいいいいいいいいいい!!!」 ぽっくりぃ! と苦しみ親子が叫ぶと、ありすは絶叫した。粘液は、ありすに吸収されていった。 「ん、んほおおおおおおおおおお!!あじずのべにべに、だんじょうのほうげいでゆっぐるじむうううううううう!!」 「「「「ゆっぐるじむううううううううううううう!!!」」」」 突如として自己批判を開始した、ありす。それに反応して、ゆっくるしむと絶叫する苦しみ親子。 ありすは『ゆっくるしむ』の一員になってしまったようだ。 「ゆぎゃあああああああああああ!!ぐるじいいいいいいいい!! まるで、べにべにをはりでぶすぶすやられて、とうがらしをねりごまれだような…ぞんなゆっぐるじむ!!!」 ありすの筆舌し難い表現のせいかは知らないが、植え込みから更にちぇんが出てきた。 「わからないよー、さっきからおおごえをだしてるのはだれな…わぎゃあああああああああああああ!!!」 「「「「「ゆっぐるじむううううううううううう!!!!」」」」」 ちぇんも、ありすと同じように取り囲まれた。そして例の粘液を受け取ると、途端に発狂する。 「わぎゃあああああああああああ!! ごのよのしんりをりがいじようどじで、もだえぐるじむ…ぞんなゆっぐるじむうううう!!」 「「「「「ゆっぐるじむうううううううう!!」」」」」 私は怖くなった。ゆっくりが何もしなくても苦しむのを期待していた。だが、これは狂気だ。 冗談半分で蠱毒なんかやるもんじゃなかった。私は後悔しつつ、その異常な様子に恐れをなして逃げ出した。 飛び入るようにして、家のドアを開ける。私の視界にダンボールが入った。 ダンボールの中は餡子やチョコレートなどが飛散し、汚れていた。薄っぺらい皮や潰れた目玉がそこにはあった。 私は見るのも嫌になり、ダンボールを窓から投げ捨てた。投げ捨てる際、中身が地面に飛散したがそんな事はどうでも良かった。 それから一ヶ月が経った。私はそろそろ、蠱毒の事など忘れかけていた。 その頃の朝、私は朝食をとりながら何気なくテレビを見やった。 「ゆっぎいいいいいいいいいい!! ゆっぐるじいいいいいいい!! ドズは、みんなのだめにゆっぐるじむをわげであげるよおおおおお!!」 「ゆぎぎゃあああああああああああ!! ゆっぐるじむをわげでぐれるなんで、おぜっがいにもほどがあるよおおおおおお!!」 「ゆぎいいいいいい!! ぐるじいいいいいいい!! もっど、もっどゆっぐるじいいいいいいいいいい!!」 そこにはドスまりさを筆頭とする群れが、あの言葉を口にしていた。そこにリポーターの声が混じる。 「ええ、ここ一連のゆっくりが苦しんでいます。原因は不明で、政府は対策案もなく…」 私はそこでテレビを消した。窓を叩く音がする。見れば、そこにはれいむがいた。 「ゆぎゃあああああああああ!! ぶざいぐでごべんねえええええええええ!! れいぶとゆっぐるじむううううううううう!!?」 私は腰を抜かした。床に尻餅をついた。そのまま後ろ向きに這いずり、窓から遠ざかる。 「れいぶどゆっぐるじもうよおおおおおおおおお!! どっでもぐるじいんだよおおおおおおおお!!? ゆっぐるじいいいいいい!!!!」 腕に何かが触れた。気付けばそこに、まりさがいた。 「ゆっぐるじむ! ゆっぐるじむ! ゆぎぎ!!」 まりさは粘液を出していた。私の腕を通して、それは私の体内に浸透していった。 それは、とても、くるしく、ゆっくりしていた。 ゆっくりと、くるしく、ゆっくるしい、ゆっくるしい、わたし、の、いしき、は、そこ、で、とだ、え、た。 あとに、のこったのは、くるしみ、だった、それは、まるで、まるで。 粘液を出したまりさは、苦悶の表情の中で嗤っていた。 ゆっ狂死んでね 終